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〜貴方side〜
深くて暗い海の中をずっと漂っていたような。
寂しくて、孤独だった。
ふ、と目が覚める。
体を起こそうとすると、サスケに背負われているようで見慣れた紺色の服が目に止まる。
貴「なにを、しているのだ？」
ナルト・サクラ・サスケ
「唯！」
声をかけると、3人は嬉しそうに声を上げた。
何故か皆傷だらけになっているのが気になった。
ｻｸ「よかった目が覚めて！でも実は今相手の幻術に嵌ってしまってて…」
ｶﾌﾞﾄ「どうやら僕たちは…同じ所をグルグルと歩かされたようだ。ああ、そういえば初めましてだね。僕は薬師カブト。訳あって一緒に行動させてもらっているよ」
貴「そう…」
ｻｸ「唯…？」
サクラが少し不安気に顔を覗き込んでくるが、今はなんだかどうでもよかった。
ｶﾌﾞ「おそらく…疲れきったときに不意を突くつもりだろう…そろそろ来るかな」
＿＿バッ!!
その言葉と同時に草陰からたくさんの忍が現れる。額当てからして雨隠れの忍だろう。
雨「クク…袋の鼠だな」
ナ「うるせぇ!!」
そう言ってナルトは勢い良く拳を繰り出すが攻撃は相手の身体をすり抜けてしまう。
ｻｽ「コイツらは幻術だ…！」
サスケが何故か首元を抑えてナルトに叫んだ。
辛そうにしゃがみこんでしまったサスケに手裏剣が襲う。咄嗟にカブトがサスケを庇うが額に傷ができてしまった。
ナ「カブトさんが怪我したってことはコイツら影分身なのか!?けど、攻撃しても消えねーコイツらはやっぱ幻術なのか!?どっちなんだよ!!」
私はそのやり取りを無言で見ると、そのままサスケの背中から降りる。
ｻｽ「おい、平気なのかよっ」
ｻｸ(なに、唯から感じるこの不気味なチャクラは…！)
貴(不思議だ…こんなに誰かと戦いたいなんて思ったのは初めて…)
サスケの静止を無視して、胸元から刀を召喚するとそのまま乱暴に鞘を抜いた。
そして地面にザクッと刀を突き刺す。
貴「幻術の中に本物が潜んでいるなら、全部攻撃すればいい…。伍の型・裂雷」
その瞬間。
バリバリバリッと地面がヒビ割れ、その隙間から広範囲に雷撃が襲う。
ただの忍では考えられないほどのチャクラの量に、その場にいた全員が圧倒された。
ばたりっ
隠れていた雨隠れの忍は悲鳴をあげる間もなく感電して、その場に姿を現した。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
