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〜貴方side〜
店員「お買い上げありがとうございました」
そんな声を聞きながら、お店のドアをくぐる。
自分の半身が戻ってきてくれたような安心感に包まれ、ほくほくと家路を歩く。
貴「あ〜やっぱり眼鏡があると落ち着くの！」
両手にぶら下げた袋には、買ったばかりの眼鏡がぎっしり詰まっていたため、すれ違う人々からの視線を集めた。
貴「…やっぱり、ちょっと買いすぎた？」
ちょっとじゃなくてかなりよ！！
なんているはずのないサクラの声が聞こえた気がして、はは…と苦笑いする。
「ぁぁぁ…ぁ」
貴「…？」
今一瞬誰かの悲鳴が聞こえたような…？
くるりと振り返るが、めぼしいものは見つからない。
気の所為だと思い、再び歩く。
「ぎゃぁぁぁぁ！！！」
貴(いや！！気の所為じゃない！)
確かに聞こえた声の方へ駆け寄ると、そこでは…
？「ぎゃぁぁぁ！！」
ナ「唯助けろってばよー！！！」
貴「あの子、確か3代目火影様の御令孫の木ノ葉丸君？一体何やって…」
鬼にでも追われているかのような絶望の色を顔に浮かべてとてつもないスピードでこちらへ向かってくるナルトと木ノ葉丸に、困惑しながらも二人の後ろをちらりと覗くと、
貴「ひっ」
サクラが般若の形相で2人を追っていた。
貴「な、な、一体全体なんでこんなことに…というか二人ともさり気なく私を盾にしないでください！！」
木「助けろコレェッ！！！」
ナ「無理言うなよォ！！あれに立ち向かえんのなんて誰もいねぇってばね！」
貴「仮にも貴方の好きな人でしょう！？！？」
ｻｸ「唯〜？ちょっとどいてくんない？？」
貴「どきたいのは山々…じゃなくて、人の目もありますし、少し落ち着きましょう？ね？？」
ｻｸ「あ？」
貴「いえ、なんでもありません。どうぞお通り下さいまし」
ナルト・木ノ葉丸
「ぎゃぁぁぁぁあ」
貴(すまぬ…私にそなた達は救えない…)
再び始まったデスレース。慌てて逃げ去る2人に向かって、ほろりと涙が零れた。しかし実際は怖気付いただけであるのは何も言わないで欲しい。
大切な仲間でも、自分の命は惜しいのだ。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
