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〜貴方side〜
そこは、正しく死の森という表現がピッタリの場所だった。
鬱蒼と茂る草木に陽の光が届かないせいで暗いからより一層不気味さは増す。
強がってはいるが、ナルトは震えを隠せていないしサクラも不安そうに辺りを見回していた。
ナ「俺ってば、ちょっとションベン…」
ｻｸ「レディの前で何さらそうとしてくれてんのよ！草陰行きなさいよこのバカっ!!」
殴られたナルトは頭を抑えながら草陰へ消えていった。
貴「ここで分かれて大丈夫なのか？」
ｻｸ「流石にまだ大丈夫でしょ…？」
ナ「あー、すっげー出た〜すっきりー！」
懲りもせずあっけらかんと言いながら戻ってきたナルトにまた殴りかかろうとしたサクラの手を掴むと、ぐいっとこちらへ引き寄せてそこから離れた。
間髪入れずにサスケは容赦なくナルトに蹴りをいれる。サクラが戸惑いながらサスケを呼ぶが、耳元で小さく偽物だと告げると非常に驚いていた。サクラの手を離し、辺りを探し回ると縛られたナルトが横たわっていたのですぐさまクナイで縄を切る。
貴「一時避難だ！」
ｻｸ「えっ」
ｻｽ「ボケボケすんな、こいつ一人とは限らない！気を抜いたら本気で殺されるぞ!!」
暫く逃げたところで、安全な草むらの中に身を隠す。4人は円になるように座ると作戦会議を始めた。
貴「1度誰かはぐれた場合、例え仲間であっても安易に信用してはならぬ」
ｻｸ「それじゃどーするの？」
ｻｽ「念のため合言葉を決めておく。いいか…合言葉が違った場合はどんな姿形でも敵とみなせ！」
サスケが決めた合言葉を聞くとサクラと私は頷きあって、ナルトは汗を流しながら首を傾げた。
しかし時間は待ってくれない。次の瞬間強風が吹き荒れた。咄嗟に身を隠すと風は止んだが、4人それぞれ飛ばされてしまう。だがそこまで距離は離れてなかったのか、すぐにサクラとサスケと合流できた。
ｻｽ「唯！合言葉だ忍機！」
貴「大勢の敵の騒ぎは忍びよし、静かな方に隠れ家もなし、忍には時を知ることこそ大事なれ…敵の疲れと油断するとき」
ｻｽ「よし」
ナ「いってー、みんな大丈夫か？」
次に現れたナルトはサスケに合言葉を聞かれるとスラスラと答え始める。
貴(ナルトはさっき覚えきれてなかったはず…！これは偽物だ！)
貴「ナルトを探してくる！」
そう告げて、私は1人死の森を駆けた。
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おふ豚(プロフ) - シルバさん» ありがとうございます！そう仰って下さると何よりも励みになります！シルバさんの期待に応えれるよう、これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 20時) (
レス) id: f11330c0ee (このIDを非表示/違反報告)
シルバ(プロフ) - はじめまして。シルバといいます。とても素敵な作品ですね！読んでいてとても面白く、続きが気になります。頑張ってください！ (2019年5月21日 23時) (レス) id: 54f5825f9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おふ豚 | 作成日時：2019年5月12日 22時
