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〜第三者視点〜
カ(ナルト・・・)
タ(このチビ・・・最初見た時は超頼りなかったのに・・・)
再不斬は『マユ無し』という単語にピクリとも青筋を立てた。
唯に仕向けていた分身も、ナルト達の方に向かおうとする。
バッ
再「!」
キンッ
不意打ちで投げられたクナイを、再不斬は冷静に刀で跳ね返した。
クナイの元を辿ると、倒れていたはずの唯
が上半身だけ起こして再不斬を睨んでいる。
貴「どこ・・・行こうとしているんですか?」
ナ「!唯!!」((ホッ
貴「ッケホッ、爪が、甘いんじゃありません?・・・私の息の根、まだ止まっていませんよ」
唯は口から垂れた血を拭うと、俯きながらニヤリと口元を釣り上げた。
再「上等だガキ・・・そこまで言うなら、お前から確実に殺してやるよ」
水分身がザッと唯の周りを囲む。
貴「私もここまでされては・・・本気になるしかないですね」
そうつぶやくと、ゆっくりと立ち上がり顔にかかる邪魔な髪を払った。
全員-唯
「!!!?」
初めてあらわになった唯の全貌に、全員が息を呑む。
彼女はまるで神様が美しくこしらえた人形のような端正な見た目だったからだ。
キメの細かい白雪のような肌に、均整の取れたパーツ。大きな瞳には三日月が浮かんでいる。
凛と立つその姿は、月の光に咲きでたばかりの白百合の楚々とした艶やかさを思わせた。
唯は、目を瞑り、無言で胸元に手をやる。
貴(力を、守れる力が欲しい)
目が眩むほどの光がパァァァァと瞬いたかと思うと、胸元から一振の刀がでてくる。
ガシリッと刀の柄を握りしめ、振り下ろす。
貴「お覚悟、よろしいか?」
チンッと、鯉口を切ると再不斬に向かって不敵に微笑んだ。
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ようやく美少女設定を生かすことができた・・・!!!泣
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へのへのもへじ - 絵上手いですね!話も面白いです! (2022年11月23日 18時) (レス) @page7 id: 35a2f73e5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おふ豚 | 作成日時:2019年4月12日 20時