月明かりの道標【NARUTO】 (ページ15)

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～第三者視点～

カ「サスケ、唯・・・安心しろ」

サスケ・貴
「！！」

カカシに声をかけられた途端、ハッと我に返るサスケと唯。

カ「お前達はオレが死んでも守ってやる。オレの仲間は絶対、殺させやしなーいよ！」

安心させるために優しく笑いかけながら振り返るカカシ。

4人はその言葉に、未だ冷や汗を垂らすものの少し冷静になったようだ。

再「それはどうかな・・・？」

不敵に呟いた再不斬がタズナと4人の間に突然現れた。

貴「っ！」

再「終わりだ」

貴「っさせません！！」

唯はタズナを思い切り引っ張り、再不斬との隙間に滑り込みクナイを構える。

カカシが風よりも早く再不斬の懐に入り込み、クナイを突き刺した。

ナルト「先生！！後ろ！！」

カ「！」

カカシが振り向くが、再不斬は既に刃物を振り下ろす。

ズバッ

しかし切られたカカシも水分身だった。

カ「動くな」

再不斬の後ろから首もとにクナイが向けられた。

再不斬「！！」

ナルト「ス、スッゲー！！」

ナルトが興奮したように叫び、サクラは安心しきったのか「はは・・・」と笑みを零した。

ドクンドクン・・・

貴(これで、終わりなのに・・・なんだ、この胸騒ぎは)

再「分かってねぇーな。サルマネごときじゃあ・・・このオレ様は倒せない。絶対にな」

カ「！？」

再「クク・・・しかしやるじゃねーか！あの時既に・・・オレの水分身の術はコピーされていたって訳か。分身の方にいかにもらしいセリフを喋らせることで、オレの注意を完全にそっちに引き付け、本体は霧隠れで隠れてオレの動きを伺ってたって寸法か」

鋭い目付きで背後のカカシを睨みつける再不斬だが、「けどな・・・」と付け加える。

再「・・・オレもそうあまかぁねーんだよ」

いつの間にかカカシの後ろに現れた再不斬が耳元で呟いた。