月明かりの道標【NARUTO】 (ページ14)

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～第三者視点～

再「さてと・・・お話はこれぐらいにしとこーぜ。オレはそこのじじいをさっさと殺んなくちゃならねぇ」

タ「！！」

ザッ！！！

再不斬の言葉に警戒し、即座にタズナの傍に着く4人。

再「つっても・・・カカシ！お前を倒さなきゃならねぇーようだな」

バッ

木の上から水の上に素早く移動した再不斬は印を組む。

再「忍法…霧隠れの術」

貴(私の時とは桁違いに霧が濃い！！)

ナ「消えた！？」

カ「まずはオレを消しに来るだろうが・・・。桃地再不斬・・・こいつは霧隠れの暗部で無音殺人術の達人として知られた男だ。気がついたらあの世だったなんてことになりかねない」

カ「オレも写輪眼を全てうまく使いこなせるわけじゃない・・・お前達も気をぬくな！」

ナルト・サクラ・サスケ・貴
「・・・！」

ドクンドクンと心臓が激しく鼓動する。

先程の忍者とは比べ物にならない緊張感。

貴(これが・・・本当の忍)

そう思わせるには十分の圧倒的オーラが再不斬から発せられる。

再「8カ所」

サ「！え？なっ、何なの！？」

再「咽頭・脊柱・肺・肝臓・頸静脈に鎖骨下動脈・腎臓・心臓。・・・さて、どの急所がいい？クク・・・」

全員
「！！」

ザッ！

突如。

カカシが構えた瞬間に一帯は殺気に支配された。

カタカタカタ・・・・

貴(瞬き1つすらままならないほどの恐怖・・・これが、上忍レベルがぶつかり合う殺気！！)

唯は体の震えが止まらず、自らの体をぎゅっと抱きしめる。

貴(駄目だ、震えが止まらぬ・・・。上手く呼吸すら出来ない・・・。今までどうやって息を吸っていたんだっけ・・・？)

次第に荒くなり始める呼吸に合わせて、チカチカと視界が点滅しはじめていった。