月明かりの道標【NARUTO】 (ページ13)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:76,023 hit

46 ページ13

～貴女side～

カ「へー、こりゃこりゃ・・・霧隠れの抜け忍、桃地再不斬くんじゃないですか」

カ「邪魔だ、下がってろお前ら。こいつはさっきの奴らとはケタが違う」

再「・・・」

今までとは別世界の空気に、全員が息をのむ。

カ「このままじゃぁ・・・ちとキツイか・・・」

先生は額当てに手をかけた。

再「写輪眼のカカシと見受ける。・・・悪いが、じじいを渡してもらおうか」

その瞬間、サスケさんがピクリと反応する。

ｻｽ(写輪眼！？)

カ「卍の陣だ。タズナさんを守れ・・・お前達は戦いに加わるな。それがここでのチームワークだ」

カ「………再不斬、まずは…」

グッ

カ「オレと戦え」

ナ「！！」 ((ｿﾞｸｯ

貴(な、なんだあの目は！見たことがない！)

カカシ先生の片方の瞳は真っ赤に輝き、瞳孔には勾玉が浮かんでいる。

再「ほー。噂に聞く写輪眼を早速見れるとは・・・光栄だね」

ナ「さっきからシャリンガンシャリンガンって、何だそれ！？」

ｻｽ「・・・写輪眼」

いわゆる瞳術の使い手は、すべての幻・体・忍術を瞬時に見通しはねかえしてしまう眼力を持つという。

サスケさんは難しそうな顔をしながら、皆にもわかりやすく説明する。

貴「！・・・昔、聞いたことがあります。」

ナ「え？」

貴「見通すだけならまだしも、さらに相手の術までコピーできるとかなんとか・・・。実物を見るのは初めてです・・・」

再「クク・・・オレ様が霧隠れの暗殺部隊にいた頃、携帯していたビンゴ・ブックにお前の情報が載ってたぜ」

再「千以上の術をコピーした男・・・、コピー忍者のカカシ！」