月明かりの道標【NARUTO】 (ページ2)

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～貴女side～

本当の下忍になれてからしばらくして。

今日もいつもと同じように、任務をこなしている。

現在は草陰に隠れながら、ターゲットを監視中。

カ「目標との距離は？」

ナ「5m！いつでもいけるってばよ！」

ｻｽ「オレもいいぜ」

ｻｸ「私も」

貴「問題ありません」

カ「よし！やれ」

ナ「うりゃああ」

ガシッ

ナ「つっかまえたぁーっ！！」

猫「ニャー！！」

カ「右耳にリボン…目標のトラに間違いないか？」

ｻｽ「ターゲットに間違いない」

カ「よし、迷子ペット・・・トラ捕獲任務終了！」

・・・本当に、忍者の任務なのだろうか。

マダム「ああ！私のかわいいトラちゃん。死ぬほど心配したのよぉ～」

猫「ニャー！！」

火影邸へと戻り、依頼人の大名夫人であるしじみさんにトラくんを渡す。

(中々迫力のある)顔で力強くスリスリされ、ピクピクと痙攣するトラ。

ｻｸ(逃げんのも無理ないわね、あれじゃ・・・)

火影「・・・さて！カカシ隊第7班の次の任務は・・・んー、老中様のぼっちゃんの子守りに隣町までのおつかい、イモほりの手伝いか」

ナ「ダメーッ！そんなのノーサンキュー！オレってばもっとこう、スゲェー任務がやりてーの！他のにしてぇ！！」

ナルトはとても不満げに火影に訴えると、ぬ両腕でバツをつくった。

貴(確かにこれまでのは忍者じゃなくてものぅ・・・)

ｻｽ(・・・一理ある)

ｻｸ(もー、めんどいヤツ！！)

カ(はー・・・そろそろダダこねる頃だと思った)