月明かりの幻想【NARUTO】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:114,579 hit

2 ページ5

～貴女side～

少し早めに忍者学校に着いた私は、少し緊張した面持ちで自分のクラスへと向かっていた。

ガラガラッ

貴「！」

ドアを開けると、教室には今日という日を待ちわびていたのか、同じようにクラスメイト達が何人か既に居た。

その中に比較的仲のいいヒナタを見つけ、迷わずその隣の席に腰をかける。

ヒ「あ、唯ちゃんおはよう・・・！」

貴「おはようございます、ヒナタ」

ヒ「あの、卒業試験受かるといいね・・・」

貴「真面目に学校に通ったヒナタなら大丈夫ですよ」((ﾆｺｯ

ヒ「あ、ありがとう」

照れたように笑うヒナタを見て、こちらもほほえましくなってしまう。

それから他愛もない雑談を交えながら話をしていると、気がついたら殆どのクラスメイトが集まっていた。

ヒ「！」

貴「どうかしましたか、ヒナタ？」

ヒ「う、ううん！なんでもないの！」

顔を赤面させながらワタワタと慌てた様子のヒナタを不思議に思い、先ほどまで彼女が見つめていた方を見ると、金色の特徴的なツンツン頭の少年が座っていた。

貴(ああ、えっと彼はうずまきナルトだったっけ？)

あまり彼とは交流してないから、名前ぐらいしかわからないなぁと思い、その途端急に虚しくなったので考えるのをやめた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

主人公ちゃんの口調は古風な感じなのですが、正体を隠すため人と話すときは敬語で話します！(作者より)