月明かりの幻想【NARUTO】 (ページ23)

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～貴女side～

5人は教室から外へと場所を変えると、先生は柵に腰掛け、他の4人は地べたに座った。

カ「そうだな、まずは自己紹介してもらおう」

ｻｸ「どんなこと言えばいいの？」

カ「そりゃあ好きなもの嫌いなもの、将来の夢とか趣味とか・・・ま！そんなのだ」

ナ「あのさ！あのさ！それより先に先生、自分のこと紹介してくれよ！」

ｻｸ「そうね・・・見た目ちょっとあやしいし」

大分失礼なことを言っている気もするが、先生は気にせず「あ・・・オレか？」と言った。

カ「オレははたけカカシって名前だ。好き嫌いをお前らに教える気はない！将来の夢・・・って言われてもなぁ・・・ま！趣味は色々だ」

ナルト・サクラ・サスケ・唯
((((何にもわかんない・・・！！))))

ｻｸ「ねぇ、結局分かったの名前だけじゃない？」

コソッとサクラさんが呟く。

ナルトも同調したように頷いた。

カ「じゃ、次はお前らだ。右から順に」

そう言った途端、ナルトは勢いよく立って言い放つ。

ナ「オレさ、オレさ！名前はうずまきナルト！好きなものはカップラーメン、もっと好きなものはイルカ先生におごってもらった一楽のラーメン！！嫌いなものはお湯を入れてからの3分間」

カ(こいつラーメンのことばっかだな)

ナ「火影を超す！！んでもって里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ！！」

貴「！」

ナ「趣味は・・・イタズラかな」

貴(ガクッ)

ナルトが少しかっこよく見えたのに、最後で台無しではないかと肩を落とした。

まあ、ナルトらしくていいのかな？

思わずふふっと笑みが零れた。