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兄を求めて 1 ページ3


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私は盗賊に見舞われた為、他の幹部を避難させた。


生憎力を失っていた私に抵抗力などはなく、フルボッコにされてしまった。


体には切り傷が出来て、痣も出来ただろう。


頭を鈍器で殴られたのか、という記憶もなく、意識が朦朧としてくる。



3、4人で襲われたから、この怪我も分からないことは無い怪我だ。


物も全てかっとられ、木の麓に座り込む。



嗚呼、血が冷めていく。


あの物が全て失われてしまえば、ブランド国は生存を維持出来なくなってしまう。



…助けてくれる救世主はいないものか。





浮遊感を感じ、私は意識を手放した。




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作者名:扇@リョク | 作者ホームページ:uranai.nosv.org/u.php/novel/usiro_member/  
作成日時:2018年6月17日 14時

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