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恋だとか、愛だとか。
友情だとか。
中学の間はあまり深く考えたことがなかった。
恋愛はそもそも興味がなかったし、
友情に関しても、
特に必要不可欠だと考えたことなんて無かった。
だからこそ飢えた、というのだろうか。
無い物ねだり、というのだろうか。
中学の頃は蔑ろにしていたそれを、急に大事にしたいと思ったのだ。
きっと心の奥底では寂しかっただけだろうけれど。
「……サポーターが届く3時頃まで俺は特に用事ねーけど、
潮崎さんどっか行きたいとことか……」
空になったお皿の中を見つめるその瞳に、
私の姿は映っているのだろうか。
まさか私が、彼にこんな想いを抱くなんて、
自分でも思っていなかった。
想像なんてしていなかった。
初めての気持ちで、右も左も分からない。
どうすれば嫌われないのか、
どうすれば少しは気にかけてもらえるのか、
それさえもわからない。
「私は特に…」
「遠慮とかいらねーっスよ、」
困ったと言った風に彼の眉間に皺が刻み込まれて行く。
咄嗟に思いついた言葉を口にした。
「え、えっと！
じゃあ、
ソフトクリーム！
あ、別にソフトクリームじゃなくても何でもいいんだけど、！」
「潮崎さん、そこに行きたいんスよね？
じゃ、そこ行きましょう、」
何かを得ることもあれば、
時に別の何かを捨てなくちゃならない時だって、
あるだろうさ。
いくらそれが輝いていたとしても、
それが要らないものなら手の内から転がり落とすべきなのだろう。
ましてや、
行く道を阻むものなら、なおさら諦めるべきなのだろう。
けれど、その見極めをまだできていないから。
何が必要で、何が要らなくて、
何が欲しくて、何が邪魔なのか、
あまり整理がついていないから。
だから貪り続けるのだろう。
ほら、もう。
訳がわからないほど、
コメディーショーにできるほど、好きなのだ。
鼓動は高まるし、
取り乱されてばかりで、
こんなに緊張して舞い上がっているのは私だけで、
今までのことは全て彼の恋慕とは似つかない好意から来ているのではないか、
私の独りよがりなのではないか、
なんて心配になる。
心が痛いほどに好きでいる。
心が痛いほどに好いてほしい。
だからこそ、
ようやく揃いかけたパズルの1ピースだけを持って、
いつの日か彼に避けられてしまいそうで。
「……ありがとう。」
見るな見るなと、吹かす風。
逸らせ逸らせと、遮る手。
惑え惑えと、
焦らす雨。
to be continued.
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mono(プロフ) - さくらまめさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。できるだけ皆様に納得していただけるような、素敵な展開にしたいです！パート3でも宜しくお願いします！ (2014年11月17日 23時) (
レス) id: ae3790c4ff (このIDを非表示/違反報告)
mono(プロフ) - 湖々さん» コメントありがとうございます。長かったようで短かったです！笑 納得のいく可能な限り最大限のエンドにしていきたいです！そう言っていただけて嬉しいです。パート3でもお待ちしています！宜しくお願いします！ (2014年11月17日 23時) (レス) id: ae3790c4ff (このIDを非表示/違反報告)
mono(プロフ) - 真夜花@影山厨さん» コメントもありがとうございます！本当に素敵なイラストで、嬉しすぎでした。そう言っていただけて嬉しいです。ぎこちない2人ですが、今後とも見守っていただけると嬉しいです。パート3も宜しくお願いします！ (2014年11月17日 23時) (レス) id: ae3790c4ff (このIDを非表示/違反報告)
さくらまめ - パート２お疲れ様でした!!monoさんが書かれるもどかしい二人、いきいきしているサブキャラたちが大好きです！これからも応援しています!パート３も待ってます（*^_^*） (2014年11月17日 20時) (レス) id: 50383f2ae3 (このIDを非表示/違反報告)
湖々 - いよいよパート3ですね!!どんな風に展開するのか楽しみです。更新無理せず頑張ってくださいね、もちろんパート3も愛読させていただくと思います、笑 (2014年11月15日 8時) (レス) id: cdc5b89ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mono | 作成日時：2014年8月7日 21時
