うさぎな彼は無敵です。【JK】

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ジョングクくんが教室を出て行き、
私は机で宿題を開いていた。


ジョングクくんはこれから部活もあると言うのに、
ユンギ先生はジョングクくんに一体何の用だったんだろ？


相変わらず人使い粗いなぁ…なんて思いながら
宿題を進める。
5分ほど経過した時だった。


「Aさん」


呼ばれて振り返ると、
クラスメイトの男の子がこちらを見て立っていた。


「なに？」
「ジョングクが呼んでるよ。今すぐ来て欲しいって」
「えっ？」


私は思わず顔を上げる。
彼は確か…クラスの学級委員の子だ。
女子にも結構人気があって、ジョングクくんと良く一緒にいるところを見る。


「ジョングクくんが？」
「うん。なんか、ユンギ先生の頼み事らしいんだけど、人手が欲しいんだって」
「…」


えぇ、何それ。
ユンギ先生どんな仕事ジョングクくんに頼んだの。


しょうがないなぁ…と立ち上がりかけて、
私はふと立ち止まった。


”俺が戻って来るまで、ここを離れちゃダメだよ。誰に何を言われても”


「…」


ジョングクくんの言葉を思い出した私は
クラスメイトの彼を見上げた。

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