うさぎな彼は無敵です。【JK】

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私が言うと、
ジョングクくんが頷いた。


何だか距離が縮まったみたい。


これまでよりずっと。


「ね、ジョングクくん」
「ん？」
「今度、私の家にも遊びに来てね。その、ジョングクくんのこと…紹介したいから」


私の大切な人だって。


そう言うと、
ジョングクくんは
今日見た中で
一番嬉しそうな顔をして頷いた。


「うん！」


＊＊＊＊＊


その後、
ジョングクくんの部屋にある
卒業アルバムを見せて貰うことに。


「可愛い〜〜〜！！」


小学校時代のアルバムには、
それはそれは可愛い
ジョングクくんの姿が写っていた。


今の面影を残しつつ、
幼い顔をしたジョングクくん。


あまりの可愛いさに、
私はついテンションが上がってしまう。


「ヤバい！この写真とかめっちゃ可愛いよ？ザリガニ持ってるやつ！」
「…それは、林間学校で川に行ったときのやつ」
「あっこれ！運動会のリレーかな？ジョングクくん昔から運動神経良かったんだね〜〜」


私が夢中になって見ていると
隣で不貞腐れたようなジョングクくんが
こちらを見た。


「…そんなに面白い？それ」
「うん！」
「ふーん…」


…あれれ。
何だか連れない返事だぞ？

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