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3時間目が終わり、
私が教室移動のために
席を立った時だった。


「Aさん」


呼ばれて振り返ると、
そこには同じように席を立った
ジョングクくんがいた。


ジョングクくんは私と目が合うと
こちらを見つめて言った。


「さっき、ありがとう」
「え?」
「さっき、古典のとき…起こしてくれたから」


そう言って、
少し恥ずかしそうに
頭を掻くジョングクくん。


私は、ジョングクくんが
さっきのお礼をしているのに気付き、
慌てて身体を彼に向けた。


「あ、えっと気にしないで!私の方こそ、気安く触ってごめんね」
「ううん」


最後にもう一度「ありがとう」と言って
ジョングクくんは私の前を去って行った。


「…」


喋った、よね…?
今、私…ジョングクくんと。


(…おぉ)


思わず心の中で感嘆してしまった。
何か、有名人と話した気分だ。


それにしてもジョングクくん、
直で見るとやっぱり綺麗な顔してるなぁ…。


あんな真っ正面から見たことなかったけど
近くで見ると余計綺麗だなんて
本当に整った顔立ちをしているのだと思う。


それに、声も綺麗だったし…。


(ありがとう、か…)


いいことしたな、と
私が一人で笑んでいると。


「今度は顔がにやけてんぞ」


ユンギ先生が日誌で私の頭を
軽く小突いた。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク
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ちゃ(プロフ) - ミリオンさん» ミリオンさん、ありがとうございます!素敵なお言葉…もうすぐ第1章は完結になりますが、お付き合い頂けると嬉しいです♪ (2019年4月14日 14時) (レス) id: b3fb8d6eda (このIDを非表示/違反報告)
ミリオン - 最高です!大切なのでもう一度。最高です!更新、楽しみに待ってます! (2019年4月14日 7時) (レス) id: b843ab2380 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - いちごりらさん» こちらこそ作品を読んで頂いてハッピーです(^^)友達います!(笑)気になりますよね、書かずにすみません(>_<)向こうの女の子の名前が中々難しくて…(笑)更新頑張ります♪ (2019年4月8日 18時) (レス) id: b3fb8d6eda (このIDを非表示/違反報告)
いちごりら(プロフ) - ちゃさん» ちゃ さんが共有してくれるからゴリラめっちゃはっぴーです( ;∀;) 友達いますか!!!あ、よかった笑(何が)ありがとうございます!!!これからも更新楽しみにしてます! (2019年4月7日 23時) (レス) id: 47a353c942 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - いちごりらさん» いちごりらさん、コメントありがとうございます!ジョングク氏の可愛さを共有したくて書いてるので、そう言って頂けて嬉しいです!主人公は、お話には出て来ませんが普通にお友達はいます。書かなかった理由は名前が思い付かなかったです…(笑) (2019年4月7日 23時) (レス) id: b3fb8d6eda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/Cha27073585  
作成日時:2019年4月3日 21時

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