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そのまま浮かない気持ちで一日を過ごし、
今日の授業が終わった。
HRが終わり、私は席を立つ。


「Aさん」


教室を出ようとしたときだった。
私の大好きな声に呼ばれ、振り返る。


「…ジョングクくん」
「…ちょっと、話があるんだけど。いい?」


ジョングクくんに言われ、私は頷いた。
何となく、断ってはいけない気がした。
それに、ジョングクくんの表情も、
いつもより固い。


場所を人気のない
昇降口の裏に移し、
私とジョングクくんは向き合う。


ジョングクくんは、私をじっと見つめて言った。


「…単刀直入に聞くけど、Aさん、どうして俺のこと避けるの?」
「…えっ」


驚いた。
まぁ、これまでおかしな態度をとった覚えはあるので、
ジョングクくんも気付いてるかなと思ってたけど
まさかその話だとは。


「…えっと」
「俺、Aさんに何かした?」


その言葉に、私はつい顔を上げてしまった。
そして、気付く。
ジョングクくんは、酷く傷付いたような顔をしていた。
こんな顔、今まで見たことない。


「…、」
「Aさん、明らかに様子が変だよね?昨日もすぐ帰っちゃうし…もしかして、俺が何かしたなら」
「そっ、そんなんじゃないよ!」


私は言った。


「ジョングクくんは、何もしてない。ジョングクくんは何も悪くない!」
「…じゃあ、何で」


ジョングクくんがこちらを見つめる。
私は口を噛んだ。

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ちゃ(プロフ) - ミリオンさん» ミリオンさん、ありがとうございます!素敵なお言葉…もうすぐ第1章は完結になりますが、お付き合い頂けると嬉しいです♪ (2019年4月14日 14時) (レス) id: b3fb8d6eda (このIDを非表示/違反報告)
ミリオン - 最高です!大切なのでもう一度。最高です!更新、楽しみに待ってます! (2019年4月14日 7時) (レス) id: b843ab2380 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - いちごりらさん» こちらこそ作品を読んで頂いてハッピーです(^^)友達います!(笑)気になりますよね、書かずにすみません(>_<)向こうの女の子の名前が中々難しくて…(笑)更新頑張ります♪ (2019年4月8日 18時) (レス) id: b3fb8d6eda (このIDを非表示/違反報告)
いちごりら(プロフ) - ちゃさん» ちゃ さんが共有してくれるからゴリラめっちゃはっぴーです( ;∀;) 友達いますか!!!あ、よかった笑(何が)ありがとうございます!!!これからも更新楽しみにしてます! (2019年4月7日 23時) (レス) id: 47a353c942 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃ(プロフ) - いちごりらさん» いちごりらさん、コメントありがとうございます!ジョングク氏の可愛さを共有したくて書いてるので、そう言って頂けて嬉しいです!主人公は、お話には出て来ませんが普通にお友達はいます。書かなかった理由は名前が思い付かなかったです…(笑) (2019年4月7日 23時) (レス) id: b3fb8d6eda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃ | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/Cha27073585  
作成日時:2019年4月3日 21時

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