Together (ページ34)

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Aside

本当最悪…あっちがわざとぶつかってきたのに…

「何や男居るんか！こんなボロボロのやつが庇ってくれんのか？」

A「すいません、気を付けます」

謝って関わらないようにしよう…

「謝ってすまないんだよっ！！」

え、殴ろうとしてる？
怖くなって、ギュッと目を瞑る…

すると急に身体が引っ張られて、ガタンと音がした。思っていた衝撃は無く恐る恐る目を開けると、

リリー「…っく…！」

松葉杖を投げ捨て、左手で私の腕を引き、将企の背中に隠され、右手で相手のパンチを受け止めて私を庇っていた。

リリー「だから…っ…！何のようやって聞いてんねん！！！」

お互い胸倉を掴み合い始めて、相手は将企を後ろの壁にドンッ！と打ちつけた。

リリー「…ゔっ…」

「なんだよ！全然力入ってないぞ？そんなんで彼女守れんのか？笑」

すると将企は相手の急所を膝で蹴り上げた。

「いってぇ！お前絶対許さねぇ！」

すると、将企の怒鳴り声を聞いて盛山さんが駆けつけてきて、相手の胸倉を掴み投げ飛ばすと、

盛山「お前誰や、とっとと失せろ」

凄い迫力だったな…そんな事より将企！

リリー「…痛った…っ…！A大丈夫か？モリシも、助かった…」

壁に体を預けたまま左肩を押さえてた。壁にぶつけた時左肩からいってしまったらしい。

A「将企…私のせいで…本当ごめん」

また、私のせいで無理させてしまった。