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盛山side
はぁーー！やっとリリーを運び終えた。相変わらずしんどそうな顔で力無くソファーに身体を沈めている。
集めていた後輩も、リリーの姿を見る前はきっと疲れてるだろうから笑かして元気になって貰おうと意気込んでたがいざリリーのボロボロな姿を目の当たりしにして皆んな驚きで何も言えなくなっていた。
Aちゃんは何だかもう慣れた手つきでリリーを寝かし、優しい顔で見つめていた。
「当たり前でしょ！私は将来毎日将企の介護するんだからその練習！」
ん？こいつらまだ結婚してなかったよな？将来リリーの介護？
そんな事を考えてるうちにリリーはまた気を失うように寝てしまった。さっき9時間近く寝てたのに…無理もないか、そんだけ弱ってるんやな…
盛山「なんなん？さっきの介護の話」
A「将企が目覚めて起きるの手伝ってたら、将来俺らが年取ってもこうやって毎日介護してくれってプロポーズ受けたんです…」
盛山「結婚するん？」
A「はい…そのつもりです！改めてちゃんとプロポーズするけど、また何があって言えなくなるか分からないからってさっき言われました。」
盛山「そうかぁ〜、俺も嬉しいわ！おめでとう！早くリリーにも怪我治してもらわんとな！」
本当にこの2人はお似合いだと思う。Aと付き合いだした相方は直ぐ女遊びを辞めたし本気なんやなって直ぐわかった。
早く結婚式出たいなぁ、でも、この騒動いつまで続くんやろ…たしかにリリーの言う通り何が起こるかわからんもんな…この病院だって今は安全だけどゾンビにドアを突破される可能性だって0ではない。
早く日常に戻ってほしい。
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作者名：名無し | 作成日時：2022年1月16日 15時
