Together (ページ25)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:6,136 hit

25 ページ25

盛山side

なかなかリリーは目を覚す気配がない。一旦病室を出てマネージャーに現状を報告したり、漫劇メンバーとの安否確認をして時間を潰した。

はよ、目覚まさんかな…

外が暗くなってもう一度リリーの部屋を覗く事にした。

盛山「Aちゃん！リリーどんな感じ？…あっ」

A「うわぁっ！ビックリした…」

リリー「えぇとこやったのに…ノックぐらいせぇよ…」

盛山「お前、目覚めたんか⁉えぇとこやったやないわ！俺やって心配してたんやぞ！でも、ホンマ意識戻ってよかったわ…。雰囲気ぶち壊して悪いけど、何が原因の怪我かだけ教えてや、Aちゃんも知らん言うてたぞ」

リリー「火事の爆発に巻き込まれたんや、爆風で…飛ばされて、止まってる車に思いっきり、ぶつかった…」

リリーはバツが悪そうに話した。
俺とAちゃんは言葉を失いギョッとした顔で見合わせた。

リリー「…何やねん、過去のことやろ…大丈夫や、生きとるやろ」「まぁ…でも、周り見て動いてれば、こんな事ならんかったよな…心配かけてすまんかった」

盛山「謝らんといて、生きててくれるだけで万々歳や…リリーみたいな正義感強い奴とコンビ組めてて俺も嬉しいわ…」

リリー「フフッ…豚マンのくせに…」

盛山「豚はええわ！勝手に包むな！」

A「このやりとり、また見れてよかった！」

ホンマにその通りや、またリリーと漫才が出来る！そして、3人で笑い合った。

リリー「フフッ、あかんって…っ！あんま笑わせんとって…っ！響くねん…」

トントン
「失礼します」