LV.7 ページ9
エイトフットside
陸に上がって数時間だが、もう海に帰りたい
しかし、海に帰ってもアースラ様にこき使われるだけ
エイトフ｢ちっ.....仕方ねぇ｣
小さく舌打ちをしてホテルハイタワーへ歩き出す
大体なんだよ｢歩く｣って
泳いだほうが速いだろ
喋りにくいし
不便だな
そんなことを考えているともう目の前にはホテルハイタワーがそびえ立っていた
開園まであと少しだったので俺は早足でホテルに入った
エレベーターに乗りMr.Vに言われた階まで行く
エレベーターのドアが開くとそこには変わった光景が広がった
ロビーの真ん中に緑色の目を光らせた女がいて
それを取り囲むようにホウキやモップがあった
女が何か言うとそいつらは、けたたましい音を立てて階段をのぼって行った
その音のせいか女は俺に気づかなかった
次に女はどこからかナイフを取り出した
ナイフも女に何か言われるとさっきのやつらと違う方向へ飛んでいった
女に声をかけようとしたがそいつは忙しそうにキッチンへと行ってしまった
行き場のなくなったかけようとした声は舌打ちとなった
俺はソファーにどかりと座り込みキッチンに行った女を見た
何か作るようだ
得に何を作るのか興味のなかった俺は女から目を外そうと思ったとき窓ガラスに映る笑顔を見た
口元は笑っているが俺にはとても悲しそうに見える
大きな目から今にも涙があふれ
その白い肌につたっていくような錯覚に陥る
その瞬間ドキリと胸が脈打つのを感じた
(なんだ？この感じ)
胸が苦しくなり切なくなる
不思議に思いもう一度女を見る
しかし、女はもう笑ってなかったが代わりに鼻歌を歌っていた
心地いい、綺麗な音色が静かロビーに響く
子守り歌のようなしかし、悲しい恋のような歌
後ろ姿しか見えないが黒と緑色の艶やかな髪
その髪から見え隠れする白い肌
美しい音色のする方に目を向けていると女が振り返り目があった
どちらも目を外さず沈黙が続く
どういう顔で見つめればいいか分からず自然と睨んでしまう
エイトフ｢おい｣
勝手に声が出ていた
『な、なんですか？』
エイトフ｢お前、笑うの下手くそだな笑｣
違うこんなことが言いたいんじゃない
その言葉に怒ったのか女の顔が赤く染まる
『.....ッ！そもそも誰なんですか？』
エイトフ｢俺はリトルマーメイドのアースラの手下。
エイトフットのジョー｣
陸に来て初めて良かったと思えた
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つぼつぼ(作者) - ﾋｨｨｨｨﾝ！ウェルカムフラワーバンドはいいぞぉ…… (2017年5月2日 22時) (
レス) id: 6a9be31495 (このIDを非表示/違反報告)
まんごぉ - あぁぁ！！まだお花が届いた所までしか読んでないんですが、もうあの４人じゃないですか！！！手下の次に好きな人達ですよぉ！！←なんだこいつ (2017年5月2日 0時) (レス) id: 3c14e3cd16 (このIDを非表示/違反報告)
クロロ・ノワール(プロフ) - し、シリキ様ぁぁぁぁぁぁぁ！！そ、そんなに見つめないで、私狂っちゃうぅぅぅぅぅぅぅ← (2017年4月22日 22時) (レス) id: e24d5362a4 (このIDを非表示/違反報告)
クロロ・ノワール(プロフ) - 言っちゃえよー！！← (2017年4月22日 18時) (レス) id: 76c141a919 (このIDを非表示/違反報告)
(⊃^ω^)⊃ﾊﾞｱﾝ(プロフ) - お花飛んじゃったw(現実で←) (2017年4月16日 22時) (レス) id: 17d0941c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つぼつぼ | 作成日時：2017年3月26日 0時
