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勝利said
｢恋じゃん、それは
Aのこと好きなんだよ！｣
ジョッキを片手にドヤ顔をかまされるけど、正直意味がわからない
｢やっとAの一途な愛が届いたんだね、よく頑張った！我が自慢の妹よ！｣
半分ほどあったビールを飲み干す聡に
｢いや、やめて？
Aに恋してる？俺が？無い無い、絶対無い｣
そう言えば、はあ？と前のめりになって顔を覗かれる
｢いいの？｣
｢なにが？｣
｢Aがこのまま他の男の所に行っちゃっても｣
｢Aが良いならいいんじゃない？｣
あからさまにはあ、とため息をつく聡
｢もう一生、勝利の周りウロチョロしなくなるかもしれないんだよ？
先輩！って来ないかもしれないんだよ？｣
｢それは本望だけど、｣
｢何言ってんの？本望だったら、この現状にモヤモヤすることなんてないでしょ！
この鈍感イケメン野郎｣
さりげなくディスられたから、おいおいと突っ込みたくなるけれど
確かに、聡の言うことは間違っていないかもしれない
散々Aが俺のそばを離れることを望んでいたくせに、いざ現実に起こったら何故かモヤモヤしてしまっている
｢でもさ、懐いてたペットが他の人に懐いたら寂しいし
それと同じ現象、とかじゃないの？｣
｢Aをペットに例えるな！｣
例えばチャイが俺の事なんてフル無視で聡の元へ行ってしまったら、
考えたくも無いけどそれはそれは寂しい気持ちになる
なんだ、そういうことか！
今までペットみたいに俺の周りをうろついてたAが中島さんに懐いて俺の元を去った
あまりにも前置きの無い突然の出来事だったから、俺は少し戸惑ってたんだ
なんだ、解決したじゃん
｢ねえ、なんか納得しちゃってない？
Aはペットでも無いし、勝利がAに抱いてる感情は今想像してるものとは絶対に違うからね｣
｢またまた〜｣
解決したとなれば、このモヤモヤとも綺麗さっぱりおさらば！
これで何も気にすることなく合コンもできるし
念願の彼女を作ることに専念できる
時間も時間だからお会計を済ませて店を出るけど
聡はAのことでうるさい
いや、もう話は終わったよ？
俺がAのこと好きなんて、そんなの絶対に無いことだし
大体、俺のタイプは黒髪ロングの清楚系だから！
あ、そうだ
出会い系アプリでも始めてみようかな
マッチしちゃうかな？黒髪ロングの清楚系
どうしよう、ウキウキが止まらないよ
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ゆい(プロフ) - とても大好きなお話で久々に読み返しました！ツンツンした勝利くん大好物です！お忙しいと思いますが続きも更新していただけたらとても嬉しいです！ (2021年5月26日 23時) (
レス) id: 36104ab633 (このIDを非表示/違反報告)
あちゃん(プロフ) - 黒砂糖さん» ありがとうございます！！ (2021年1月18日 7時) (レス) id: d0017b4288 (このIDを非表示/違反報告)
黒砂糖 - 面白いです！勝利君と健人君、もう好き！（？） (2021年1月16日 21時) (レス) id: a923d1ec8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あちゃん | 作成日時：2021年1月10日 1時
