・ ページ14
・
ピンポーン
呑気な音が部屋に響いて、本当に私の部屋にやってきた風磨に呆れる
無視しようと決めてテレビを付けるも
ピンポーン、ピンポーン
全く帰る気の無さそうな風磨に負けて玄関を開ける
「うるさい、迷惑」
そんな私の横をすり抜けて、おじゃましまーすなんて当たり前に入ってくる風磨には頭を抱えたくなるけど
仕方が無いので風磨の後を追って部屋に入る
「何しに来たの」
ソファに座ってテレビを見始めた彼に声を掛ければ
「暇つぶしー」
なんて呑気な返事が聞こえてきて
本当に彼がSexyZoneの菊池風磨なのかと疑いたくなる
「あ、俺まだ夕飯食ってねえ」
「だから何」
「なんか作ってよ」
「はあ?あんたねえ、勝手に人様の家上がっといてよくそんなこと言えるね」
「酔いつぶれて介抱してもらった身でよくそんなこと言えるね」
うっ
痛い所をつかれた
私の口調を真似してくる風磨は生意気だけど、言ってることは正しいから何も言い返せない
「材料無いからパスタくらいしか作れないけど我慢してね」
結局風磨の思惑通りになってしまう自分に情けなさを感じながら、チャチャッとペペロンチーノを作る
309人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あちゃん(プロフ) - natsuさん» そんなこと言っていただけて嬉しい限りです!ありがとうございます! (2021年1月8日 7時) (レス) id: d0017b4288 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - ふまけん推しにはたまらないです!!! (2021年1月8日 2時) (レス) id: 4884eda99b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あちゃん | 作成日時:2021年1月6日 4時