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はーい
扉の中から返事が聞こえて
｢失礼します、｣
いよいよ扉を開ける
｢あれ？｣
渡された書類に映っていた5人のうち
2人しかいない
何かを察知したのか、
｢あー、他の3人なら来ないよ｣
なんて、当たり前のように言う
｢松島さんと、佐藤さんですよね？
今日から担当マネージャーになります
喜多川Aです
よろしくお願いします｣
とりあえず挨拶をするものの、
5人が揃っていない状況に戸惑う
｢名前、もう覚えてくれたんだね
松島聡、23歳です
よろしくお願いします｣
丁寧に深々とお辞儀をしてくださる松島さん
｢佐藤勝利、24歳です
よろしく｣
先程他の3人なら来ないと教えてくださった佐藤さんは、読んでいた雑誌から目を離さないでそう言う
｢あの、中島さんと菊池さんと、マリウスさんは？｣
｢風磨くんならパチンコ行ったし、
健人くんは、女のところじゃない？｣
しれっとそんな爆弾発言をかます佐藤さん
｢マリウスなら大学行ってるよー｣
愛想良く答えてくれる松島さん
｢あの、困ります、
揃って頂かないと、、｣
｢そんなこと俺らに言われても｣
｢あ！僕もう行かないと！
友達と遊ぶんだよねー｣
頑張ってね！、なんて部屋を出ていく松島さん
｢え、あ、ちょっと！｣
ああ、何となくわかった
こんな私が採用された理由、
このグループは、問題児の集まりなんだ
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作者名：あちゃん | 作成日時：2020年12月29日 0時
