【トラファルガー・ロー】【ONEPIECE】学パロ (ページ17)

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授業中の保健室は基本暇だ。無論、授業サボって保健室で寝てやろうなんて輩が居なければの話ではあるが。

高校は、中学校と違って甘くは無い。授業をサボって単位を落とそうものなら、自己責任でそれ相応の結果になる。つまり、余程の馬鹿でなければこんな場所には来ないのだ。

「俺、居る意味あんのかよい」

もはや自分の存在意義すら問いたくなるほどに仕事がない。超暇だ。いや、暇ということは皆が健康ということ。むしろ良い事なのかもしれない。

書類にもざっと目を通し終え、生徒(主にチョッパー)をこき使って作らせた保健だよりも大雑把に添削する。

「季節の変わり目は、体調を崩しやすいので気をつけましょう…ね」

無難だし、なんの捻りもないが良いとしよう。どうせ誰も見ねぇよい。

さて、これで俺の本日の業務終了だ。かといって、これでまだ帰れないのが常日常。いっそ、退屈しのぎに誰か怪我しないかななんて悪魔の言葉を唱えてしまう。

冷蔵庫から、冷やしておいたお茶を取り出す。保冷剤やら冷えピタやら氷枕やらが入った冷蔵庫。私用で使っているのは大目に見て欲しい。

(…誰かサボりにでも来てくれないかね)

流石に話し相手が欲しくなる。

そうこうしているうちに、授業の終わりを告げるチャイムが聞こえた。