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「…悪い?別に私は彼氏は要らないけど、結婚はしたいの。将来を考えると。」

涙目でケラケラ笑う友人をきつく睨む。
だが、残念なことに心を許した友人には怯まれない。

「まったく。恋愛は楽しまなきゃダメだゾ。ヒモでもなんでもいいけど、好きな人と結婚しなよ。」

「…好きな人ねぇ。」

ふと昔の記憶を振り返る。高校でも大学でも彼氏は居たが、彼らとは結婚したいと思うほどではなかった。

「結婚したいと恋愛したいは別なのかもしれない。」

「うむ。言い得て妙!
ってことで、今度の合コン来なよ。未来の宿主様が見つかるかもよ。」

宿主ということは、私は寄生虫か何かか?…いや、本気でヒモになりたいと思っているために否定できない。

「合コンは嫌だよ。」

「むむむ。そう言って1度も来たことないじゃん。1度来てみなって。ただ酒にタダ飯だよ。最高なんだよ?」

そうは言っても、あの場が、あの雰囲気が苦手なのだ。だが、友人の誘いをそう何度も無下にする訳にはいかないだろう。

「……私はただの人数合わせだからね。ダダ飯食べるだけだからね。」

そう渋々了承すると、友人は瞳を輝かせる。

「やったー!さっそく萩原くんに伝えなきゃ!」

…萩原くん。鬼塚教場の子か。

先程松田陣平と降谷零が居た場所を見ると、案の定萩原研二も居た。

「…ん?」

その奥。萩原研二と一緒に居る人と目が合った気がする。猫目で黒髪の男の子。恐らくあの子が諸伏景光か。

「おーいA?早く短冊飾らないと場所無くなっちゃうよー。」

友人の声で我に返った私は、短冊片手に彼女を追いかけた。

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あまちー(プロフ) - ななをさん» わ か る (完全同意) きっとヤンデレ景光はヒモにしてくれると信じてます。ありがとうございます😊更新頑張ります💪 (2022年7月9日 4時) (レス) id: 49054d0acf (このIDを非表示/違反報告)
ななを(プロフ) - 私も諸伏のヒモになりたいです(心臓を抑える限界ヲタク)とっても面白いです、更新応援してます! (2022年7月8日 21時) (レス) id: 5488902387 (このIDを非表示/違反報告)
あまちー(プロフ) - LieNさん» ありがとうございます!褒めていただけるのはモチベに繋がるので嬉しいです😭ご期待に添えるように、執筆頑張ります💪 (2022年7月8日 17時) (レス) id: 49054d0acf (このIDを非表示/違反報告)
LieN - この作品すごく面白くて好きです!更新頑張ってください! (2022年7月8日 17時) (レス) @page10 id: ece7746fe0 (このIDを非表示/違反報告)
あまちー(プロフ) - なんかめっちゃ伸びてる。ありがとうございます!オリフラついてないよね? (2022年7月8日 5時) (レス) id: 49054d0acf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あまちー | 作成日時:2022年7月6日 22時

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