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貴方 side
有罪判決だ。
あなたも、私も。
「 私は結局、ゆっくりとあなたを裏切ったわけですけど…それでも私がいいんですか？」
眉を下げて笑う先輩は、悲しそうに目を揺らしていた。
「 僕は、裏切られたなんて思ったこともないよ」
「 …それは先輩が優しいからで、」
「 いーや、優しいのはAだよ」
先輩の目に映る私が、いつだって綺麗で可愛かったらいいといつも思っていた。
恋愛に慣れない私のために少しだけ空いた距離感も、段階を踏むことだっていつだって私を待っていてくれるのはジェノ先輩で。
全て私に委ねてくれていた。
プレッシャーにならないように、負担を感じることのないように。
「 ごめんね」
「 ……どうして、先輩が謝るの？」
「 だって僕がもっとAを気にかけていればちょっとは違ったかなって」
「 そういう優しいところ、むかつく」
「 ふふふ」
「 そうやって笑うところも、子供扱いするとこも……こうやって聞いてくれるところも、全部、」
全部、大嫌いで大好きだった。
ああ、ちょっとだけ泣いてしまいそう。
「 先輩のことまた、好きになりたくないのに 」
また、あんなふうに傷つくのがもう怖い。
先輩の隣にいることに胸を張れない自分が嫌。
それから自分の弱さを先輩や他の人のせいにする自分も。
気がつけばこぼれ落ちていった涙。
酷く動揺した顔をした先輩が滲んで見えた。
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waka(プロフ) - 一気に読んでしまった！続きが気になる😆💕💕💕 (2022年11月18日 16時) (
レス) @page39 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
名無し87778号(プロフ) - キュンキュンしまくってます(*ﾟ∀ﾟ*) (2022年11月8日 22時) (レス) @page28 id: fec6041023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋敷 | 作成日時：2022年11月3日 4時
