35.独り占めしたいチーズタルト ページ35
JN side
ずっと、他人の好感度なんてどうでもいいと思っていた。
誰に好かれようが嫌われようが関係なかったんだ。
だけど、Aを好きになってから面白いくらい僕の価値観そのものが変化した。
Aが自分の友人たちを大切にしていることなんて見ていたらすぐに分かって、そして僕もそんな彼女を大切にしたかった。
彼女がこれまで送ってきた時間を取り上げてしまえば、きっと僕の好きな笑顔が曇ってしまうだろうと思ったから。
だから僕は、彼女のありとあらゆることに口を出さなかった。サークル活動にも飲みの席に出ることも。
内心、はらわたが煮えくり返る思いだったことを今白状するよ。確かに僕は大人のフリしてた。
本当は君の隣に、いや半径3メートル以内に知らない人がいるだけで嫌だったんだ。
Aの恋愛対象は男だから、男なら尚更。
だって君は自分には有りえないと言わんばかりに無防備。
それこそあり得ない話なのに。
優しい顔で笑いながら、最低なことを簡単に言って、する生き物なのに。好きじゃなくたって触れられるんだよ。
分かるんだ。
僕だってそうだったから。
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waka(プロフ) - 一気に読んでしまった！続きが気になる😆💕💕💕 (2022年11月18日 16時) (
レス) @page39 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
名無し87778号(プロフ) - キュンキュンしまくってます(*ﾟ∀ﾟ*) (2022年11月8日 22時) (レス) @page28 id: fec6041023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋敷 | 作成日時：2022年11月3日 4時
