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圧力ってやつ？下手に言葉を出せなくて。
だったら何なんだ、とは到底言えない。そんな笑顔。
メニューをスイーツのところまでめくって、なぜか私に見せる先輩の仕草をじっと見つめた。
「 何か食べる？」
「 えと……マ、マカロン……？」
「 それテイクアウトだよ。何？お持ち帰りされたいの？」
おいおい何を言っているんだ。
そう声にしなくても顔に出ていたらしい。
先輩がクスクス笑いながら私をじっと見つめた。
「 暗黒のピンクだ…」
先輩が染まったカラーはただのチェリーピンクじゃない。
これは、ダークチェリーだ。
「 残念。ピンクに黒も白もないよ、Aちゃん」
「 …そらそうでしょ」
「 っふは」
吹き出して笑い続ける先輩から咄嗟に目を逸らす。
誰にでも見せる微笑みじゃなくて、
私が恋に落ちたあの笑顔だったから。
「 A、こっち向いて」
「 やですよ」
「 …もしかして照れてる？」
あーあーやだやだ。
これだからイケメンは。
「 違いますけど？」
「 …あ、照れてる」
元彼、やだな。いや私も先輩からしたら元カノなんだけど。
経験豊富な先輩とは違って、私にとっては初めての恋人だったから印象深くてそれだけ覚えていることも多い。
私が季節問わずドリンクはアイスしか頼まないことを当然のように覚えているこの人が、一年という月日を共にした事実を忘れさせてはくれない。
指先はじんわり冷えるのに、ありえないくらいの速さで鼓動が動き続けてる。
バカバカ、いくら顔がタイプだからって軽率過ぎるぞ私。落ち着け。
「 また可愛くなってるし、僕がいなくても本当に平気なんだ…ふーん…」
………落ち着いてくれ。
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waka(プロフ) - 一気に読んでしまった！続きが気になる😆💕💕💕 (2022年11月18日 16時) (
レス) @page39 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
名無し87778号(プロフ) - キュンキュンしまくってます(*ﾟ∀ﾟ*) (2022年11月8日 22時) (レス) @page28 id: fec6041023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋敷 | 作成日時：2022年11月3日 4時
