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＊
「 もうほんと…信じらんないわ」
「 んぐっ」
「 食い意地張りすぎよバカ！」
「 ご、ごめん…」
人間には色んなルーティンや個人的なルールがあるだろう。
私においては、ご飯を残さないこと、人からお金を借りないこと、昨日着たコートはその夜クローゼットに入れないこと。
それから、朝食は必ず食べることもルールの一つだ。
「 アップルパイ食べるんじゃなかったの？！」
「 それはそれこれはこれでしょ」
「 ドヤ顔でバカ言ってんじゃないわよこのバカ」
とりあえず私がとてもバカなのは分かった。
スニーカーを手早く履き、腕時計を見て溜息をついた友人が私の腕を引いた。
「 ダメだ、間に合わないわ…タクシーで行こう」
「 あ、私が払うよ」
「 当たり前でしょ？！」
「 スミマセン…」
今日の朝食は、サクサクふわふわこんがりキツネ色のトーストに、実家から送ってもらった甘いはちみつと新鮮なバターをたっぷり塗った最高傑作だ。
美味しいものを食べると心も体も元気になる。
朝から頑張るためには朝食は欠かせない。
「 ほんと、美味しそうに食べるよね」
「 らっへほいひーもん」
「 はいはい口の周りついてるから」
「 あ、食べる？」
「 私はいいよ。あんたが美味しそうに食べるの見てるだけでお腹いっぱいだわ」
そう言って私の口の周りをティッシュで拭う友人に、ふと、先輩が重なって見えた。
……サクッ。
「 ん〜はちみつうまぁ」
「 垂らさないでよ？」
「 はーい」
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waka(プロフ) - 一気に読んでしまった！続きが気になる😆💕💕💕 (2022年11月18日 16時) (
レス) @page39 id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
名無し87778号(プロフ) - キュンキュンしまくってます(*ﾟ∀ﾟ*) (2022年11月8日 22時) (レス) @page28 id: fec6041023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：屋敷 | 作成日時：2022年11月3日 4時
