やっぱお前がなに考えてるかわかんねえや (ページ5)

今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:84,339 hit

5 ページ5

.

玉森とは同い年ってこともあって、すぐに打ち解けた。ここぞとばかりに宮田の武勇伝を話してやると、玉森は爆笑していた。

「あーやばい笑いすぎてお腹痛いわ、トシくんどんだけやらかしてんの」

呼び方が変わっているのは… たぶん無意識だろう。

つっこまないでおいてやるか。

にしても、こいつらまじで仲良いな。

ツンデレ玉森に対して、宮田が大人な対応してるんだけど、

まあ玉森が宮田にデレデレなのは見てて分かるしなんだかんだで宮田も玉森を溺愛している。

あー羨ましいぜ。

俺もな、藤ヶ谷とな、、とか思っちゃう俺は女々しいか。

実質振られたとは言っても、そう簡単に諦められるもんじゃねーしな…

何年も積み重なった想いは俺の心にこびりついていた。

「そういえばさ玉、あの迷惑なお客さん、どうなった？」
「あーあの人ね、」
「迷惑な客？」

俺が尋ねると玉森は教えてくれた。

「なんかさ、変な人がいて。めっちゃイケメンだし服もおしゃれなんだけど、俺のこと根掘り葉掘り訊いてくんの」
「でもさ、その訊いてくることの大半が、トシくんに関係することで。俺が、ついぽろっと、この服俺の恋人も持ってるんですよーって言っちゃったら、恋人って男性なんですか、どんな人ですか、どうやって付き合ったんですか、ってすごい勢いで」

なんだそいつ？何がしたいんだ？

宮田も少しだけ眉をひそめている。