love nest (ページ13)

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いつでもキミはお姫様　dtnb ページ13

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dt side

nb「風呂上がったー」

今日も帰りが遅かった翔太。

少しでも疲れが取れたらいいなと思って、お気に入りの入浴剤を入れておいた風呂から戻ってきたその表情は、もうすでに眠そうだった。

dt「あったまった？」

nb「うん、なんかいい匂いした」

そう言いながら、ソファに座っていた俺の前のラグにあぐらをかいた翔太。

そしてその手にはドライヤーが。

あー、乾かしてってことね、なんて思いながらそれに手を伸ばした。

スイッチを入れて翔太の髪を乾かし始める。

温風が気持ちいいのか、時折頭がコクリコクリとしていた。

dt「翔太、終わったよ」

そう言って顔を覗き込めば、閉じられていた目が少しだけ開く。

nb「んぁ、りょうた？」

dt「ふふっ、そう涼太。」

みんなの前だと舘様とか舘さんとかって呼ぶことが多いから、久しぶりにされたその呼び方になんとなく頬が緩む。

そんな俺に気がつくこともなく大きくあくびをした翔太は、自分の髪を触って乾いたのがわかったのか「ありがと」と呟いた。

dt「どういたしまして」

翔太の背中にそう返答すれば、また静かに頭が下に落ちていく。

dt「こんなとこで寝たら風引くよ」

nb「…んー。」

起きる気がなさそうな間延びした返事。

目も閉じちゃってるし、完全に寝ちゃう前にベッドに運んだほうが良さそうだな。