Prolog ページ1
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私は名のあるヤクザの総長の娘。
この世が善と悪で成り立っているのなら、
完全に悪側の人間である。
そんな私でも、一応 一人の人間だ。
普通に暮らしたいと思った時もあった。
中学生までは義務教育があった為、
素性を偽りながら通っていた。
しかし、高校は違う。
私は高校に行きたかった。
ほんの数年でもカタギとしての暮らしを楽しみたかった。
父親に頼み、渋るも高校に通う事を許可してくれた。
恐らく、これが最後のカタギとしての生活なる。
素性は一般よりも少し金持ちの娘。
高い服を買っている訳では無いが、
自身の身なりからして貧乏なんて感じられ無いからだ。
素性を偽りながら、普通に学校に通っていた。
それに親友も居た。
基本的に私に寄ってくる人間は金目当てしかいない。
彼女は金目当てでも無く、
私の素性を知りながらも友達で居てくれた。
____だがそれは、高校生活終盤に簡単に壊れた。
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しおらん(プロフ) - 凄くいいです!更新頑張ってください!! (2022年3月23日 19時) (レス) @page11 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
せいら(プロフ) - 最近ウシジマくんにハマっていてドラマと映画全て観てここまで辿り着いたんですが内容が面白くて楽しませてもらってます…!これからも更新頑張ってください(*^^*) (2021年8月26日 23時) (レス) id: b7079ff06e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニワトリ | 作成日時:2021年5月6日 2時