夢中の追憶 ページ24
あの後、家に帰ると数ヶ月ぶりにママが家にいた。
そして知らない男の人も。
今までずっと家に帰らなかったのは、昔の同級生であるその男の人の家にいたからなんだって。
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ママ「さくら……長い間放ってほいて本当にごめんなさい……もう一度幸せになるチャンスをくれない?」
さくら「……どういうこと?」
ママはその男の人と腕を組んで言った。
ママ「私、この人と再婚したいの。」
さくら「え?」
冗談でしょ、と言おうとしたがママの目は本気だった。
さくら「そっか……ママがそう決めたんなら何も文句言わないよ。」
涙ぐむママを前にして私はそう言うしか無かったの。
ママ「さくら……!!」
崩れ落ちたママを慌てて支えるその人。
正直、お似合いだなと思ったな。
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次の日から結望に言ってしまったことでいじめられてる日々が続いた。
風磨はずっと探してた子が見つかって、結望に告白。結望はそれを受けいれたんだ。
幸せそうな二人を見て言えなかった……公園の女の子は私だよって。
学校ではみんなに虐められ、私の隣にいるはずだった人も結望の嘘で取られ、身体は売ってボロボロ。
私はもう空っぽだった。
そんな時だ。私に転機が訪れたのは。
ママの再婚する相手、「雅俊」さんはだんだん私達の家で住むようになった。
ある日の夕食の時、いつも通りご飯を食べていると、
カチャリと雅俊さんがお箸とお椀を置く音がした。
雅俊「さくらちゃん。」
さくら「はい?」
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雅俊「海外に行く気は無いかい?」
さくら「……え?」
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ゆりな - 面白くって、一気読みしました!菊地くんの描写がほんとーにきれいでした! (2021年8月21日 0時) (レス) id: 8d3b85f428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薔桜 | 作成日時:2021年7月27日 14時