正直者の罪 ページ8
その日から、健人が部活している時は菊池くんの所へ行くようになった。
今日もまた菊池くんが素敵な写真と押し花の紙を作る姿を見る。
・
・
風磨「ふぅ……終わったぁ。」
さくら「すごい。時間があっという間に過ぎてった………………」
そう言うと、え?そう?っとまたふにゃっと笑う菊池くん。
そんな姿に私はまたキュンキュンする。
そういやなんで菊池くんはこの紙を作ってるんだろ……。
帰る準備をし始めた菊池くんに問いかける。
さくら「ねぇねぇ菊池くん。」
風磨「ん?」
さくら「菊池くんはなんでこれ作ってるの?」
そう聞くと、あー、と天を仰いだ菊池くん。
もしかして答えずらい質問だったのかな……
聞いたことをちょっと後悔してると、ガタンと私の前の席に座った菊池くん。
わっ、夕日に当たった菊池くんの髪の毛すごく綺麗…………じゃなくてっ!!
さくら「ご、ごめん……答えずらかったよね…」
風磨「んーん。そんなことないよ。長くなるけど聞いてくれる?笑」
さくら「もちろんだよ!!」
風磨「そ?んじゃあ……」
そう言うと、菊池くんは窓の外を見て懐かしそうに話し始めた。
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ゆりな - 面白くって、一気読みしました!菊地くんの描写がほんとーにきれいでした! (2021年8月21日 0時) (レス) id: 8d3b85f428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薔桜 | 作成日時:2021年7月27日 14時