7話 ページ8
ある日の練習
「みなさーん!お疲れ様でーす!」
私はいつものようにマネージャ業をこなしていた。
そう。もうすぐでインターハイ。
ついにくるんだ!インターハイ!
みんなはもう最後の追い込みって感じで毎日ペダル回してる。
そいえば、インターハイって全国の強いひと達が集まる大会なんだよね…あの子に会えるかな…
まだ続けてるといいなー。
荒北「・・・チャン?Aチャン?どしたァー?」
「あっすみません!ぼーっとしてて!」
東堂「珍しいな。まさか熱でもあるなんてことはないな?」
黒田「あぁー大丈夫っすよ。そいつ風邪ひかないんで。」
泉田「全くユキは…A、ほんとに大丈夫?」
「全然大丈夫!!考え事してただけ!」
新開「おめさん、もしかして"恋煩い"じゃないのか?」
東堂「なに!?」
福富「困ったことがあるなら誰でも頼ればいい。普段世話になってるからな。皆真剣に聞いてくれるだろう。無論俺もだ。」
「ありがとうございます!でもほんと大したことじゃなくて!ねぇ、雪成、塔一郎、中学の時の修学旅行覚えてる?」
黒田「忘れるわけないだろ。あんな目にあったんだ」
泉田「もちろん覚えてるさ」
東堂「むむ?そんな強烈な思い出があったのか?」
真波「気になりますね〜話してくださいよ〜」
黒田「京都いったんすけど、自由行動の日にAが迷子になって、オレと塔一郎でレンタサイクルのママチャリ借りて京都中を探し回ったんすよ!」
泉田「あの時はさすがに焦りましたねー。ユキもあの時はほんとに必死で…黒「そこはいいから」アブ…。」
新開「それは大変だったね」
黒田「んで?急にどしたんだよ」
「あの時ね..」
-2年前-京都
黒田「やっと今日から自由時間だな!どこから回る?」
泉田「そうだなぁせっかくだから嵐山とか、昨日までで行ってないエリアにくりだしたいな」
「それなら先生からバスの一日乗車券貰ったし、バスでいこ!早く!バス行っちゃう!!」
黒田「んな、慌てなくても大丈夫だっつーの。水族館でイルカショー目当てに途中の展示全く見ないで走って通過する子供か!」
「これだ!はやくはやく!」
黒田「聞いてねぇな…大丈夫か、アイツ。」
泉田「ユキ、僕達も急ごう。」
−−−−
嵐山到着
黒田「やっとついたな」
泉田「さて、せっかくだしなんか食べようか、Aは何が食べたい?…A?」
黒田「いねぇ…。まさか…」
バスの中
「zzz...」
つづく
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ポカリ - 面白いです!まさか雪ちゃんの双子の妹だったとは…最新ファイトです! (2019年4月7日 12時) (レス) id: b4c93d8d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺんぎん | 作成日時:2018年4月23日 22時