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(スニョン)
忙しいっていうのは、いいことなのだと思う。
毎日怒涛のスケジュールの後に練習をして、死んだように眠る生活が続いていた。
つらくないかと言われれば、それはもちろんつらいけど
ステージに立つ瞬間が何よりも好きだから、つらいけど嫌いではなかった。
珍しく日が沈む前にスケジュールも練習も終わって、宿舎でみんなでゆっくり過ごしているときだった。
ちょっと出かける、と言ったミンギュとウォヌ。
多分あの2人のことだ、ご飯でも食べに行ったんだろう。
そう思ってそのまま鏡張りの作業部屋にこもり、ジフンから先日聞かされた新しい曲のデモテープを聞いて新しい振付を考えようとホシノートを開く。
だいぶ煮詰まっていると、コンコン、とドアが叩かれて
ジスヒョンがやってきた。
「スニョン、少し休憩したら?みんなでお茶会しようってスンチョルが。」
お茶会?
よくわからないけど、ちょうど煮詰まっていたし。
音楽を止めて、素直にヒョンに着いて行く。
「煮詰まってるの?」
俺の表情を見てジスヒョンが言った。
「はい。」
そう答えると、そう。とヒョンが言った。
「スニョン、お前は一人じゃないからね。」
猫のような目をふっと細めた優しいヒョンは、甘い香りのするリビングへと俺を誘った。
リビングには甘い匂いがした。
「スニョン、待ってたよ早く〜」
ソクミンにせかされて、テーブルに着くと、お菓子が3種類ほどテーブルに並び、それぞれにお茶が用意されていた。
「どうしたの?これ。」
俺が言うと、ウォヌが「ん?ああ、Aにもらった。」と笑った。
へ?
「え、今日授業だったっけ?」
「いいや。」
じゃあ、なんで?と言いたかったけど深く聞きすぎるとまるで興味があるみたい。
ウォヌはそれ以上何も言わないし...
ほんと、意味わかんないやつ!(笑)
全員そろったし食べようか、とジョンハニヒョンの言葉でみんながお菓子に手を伸ばす。
やっぱり俺のお気に入りはチョコチップクッキーだった。
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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです^^励みになります!ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります^^ありがとうございます! (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます(泣)週に2,3回もできないようなときもありますけど..がんばります^^ありがとうございます! (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» コメントありがとうございます!とても遅くなってしまって申し訳ないです(泣)ゆっくりですががんばります、ありがとうございます^^ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました!!すごく私のツボにハマります!大好きです!ヾ(@⌒ー⌒@)ノこれからも更新頑張ってください! (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジナ | 作成日時:2015年9月23日 15時