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(A)
プロデューサーさんやマネージャーさんと、今後の予定を立てる。
「Aさんは、試験がいつになるんだい？」
「10月です。」
そういうと、そうか、とプロデューサーさんはうなって
「少なくとも、6月までは仕事に来てほしいんだけど、大丈夫かな。」
「はい、大丈夫です。4か月もいただけるのなら。」
そういうと、じゃあ、6月までの予定を立てよう、とマネージャーさんと頭を寄せた。
最近は、学校と図書館と事務所を行き来する生活を繰り返している。
日本で買ってきた教材を使いながら勉強して、授業をして、大学で講義を受けて。
そんな中でも、スニョンとの会話は、私にとっての唯一の息抜きだった。
「A」
「ん？」
ある日の帰り道、スニョンがふと、私に手を伸ばす。
「すごいクマできてる、寝てんの？」
すっと目の下を撫でる大きな手に、心臓が飛び出しそうになる。
「ねねね...寝てる、昨日たまたま、寝れなくて」
疑わしそうに視線をよこして、
「かわいいんだからもったいないよ。」
と、もう一度目の下を撫でた。
はい？
立ち止まる私に、どうした？と振り返る彼。
今、かわいい？とか言いました？
とか思いながら、なんでもない、と追いかける。
ああきっと、いつもの優しさ。
ﾄﾞｷﾝﾄﾞｷﾝと、音を立てる心臓に
早くおさまれと、何度も心の中で言い聞かせた。
「そういえばさ、チャニがさ〜」
隣ではいつも通り歩くスニョンがいて
私がドキドキしていることは、私しか知らない。
に、と歯を見せて私に笑いかける彼と
あと何度、ここを歩けるだろう。
このままでいいと思っていたのに
気持ちは絶えず大きくなっていった。
家について、いつも通り「おやすみ」とあいさつをする。
残り何回、この言葉を言えるだろう？
「また来週な！電話する！」
に、とまた歯を見せて笑う彼に
どうしてうまく、笑顔を返せないんだろう。
ドアを閉めて、鍵を閉めた。
ドアにもたれて、外の音を聞くと、彼の足音が遠ざかって行った。
ずるりと膝の力が抜けて、床に座り込んで
なぜだか出てきた涙を、抑えることができなかった。
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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (
レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです＾＾励みになります！ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます（泣）週に2，3回もできないようなときもありますけど..がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます！とても遅くなってしまって申し訳ないです（泣）ゆっくりですががんばります、ありがとうございます＾＾ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました！！すごく私のツボにハマります！大好きです！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノこれからも更新頑張ってください！ (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジナ | 作成日時：2015年9月23日 15時
