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(スニョン)
Aが韓国に戻ってきて、今日は新年初の授業の日だった。
いつもより少し早く授業部屋に行くと、Aはイヤホンをして何かを読みながら一生懸命ノートにメモをしていた。
本もメモもすべて日本語で俺には理解不能だった(←)
向かいに座っても彼女は気づかない。
頬杖をついて、彼女を見る。
目を下に伏せると、長いまつげと二重の線がはっきりと見えた。
ふと、動きを止めてゆっくりとこっちを見た彼女は
まるで幽霊でも見たみたいにびっくりして椅子から落ちそうになっていた(←)
彼女の腕を反射的につかんで支える。
「す、スニョン！？いつから！？」
「うーん、5分前くらい。」
「...声かけてよ。」
「集中してたからさ。」
体制を立て直したのを確認して、そっと手を離す。
ああ、名残惜しい。
「どうだった、日本。」
「ん？どうもなにも(笑)日本だったよ。」
「なんだそれ(笑)」
「あ、東京○なな買ってきたけどいる？」
「やった！」
お土産をもらって上機嫌な俺(何歳だよ)
「何の勉強？」
「うん？就職に必要な勉強だよ。」
彼女はまた本に目を落とした。
「A、日本に帰るの？」
「うーん、どうだろう？」
彼女はそういったきり、メモを取ったり、線を引いたり、付箋を貼ったり、忙しそうだった。
それでも集中している彼女の顔を見ていると
なんだか心が休まるような気がして、特に何も話しかけないでぼーっとそれを見ていた。
授業の時間近くになって残りの3人がやってきて
いつも通り久しぶりのAのお菓子が出てきてみんなで大喜びで食べた。
授業時間はいつも通りで、今日も俺の視線はテキストよりもAを追いかけた。
授業が終わって、Aを家まで送る。
「スニョン」
「ん？」
「私、あと半年で仕事やめる。」
「へ！？」
突然の告白に声が大きくなる。
「だから、それまでよろしくね。」
彼女は、少しさみしそうに微笑んだ。
「やめるの？」
「うん。」
「じゃあもう、会えなくなる？」
そういうと、少し眉を下げて「うーん、どうだろう」と彼女は言うだけだった。
あと、半年？
急すぎて、俺は何も言えなかった。
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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (
レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです＾＾励みになります！ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます（泣）週に2，3回もできないようなときもありますけど..がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます！とても遅くなってしまって申し訳ないです（泣）ゆっくりですががんばります、ありがとうございます＾＾ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました！！すごく私のツボにハマります！大好きです！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノこれからも更新頑張ってください！ (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジナ | 作成日時：2015年9月23日 15時
