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(A)
その夜、電話がかかってきた。
！！
急いで応答ボタンを押して、耳に当てると
『...もしもし？』
と遠慮がちな声が聞こえてきた。
「スニョン、」
思わず頬が緩んで、自然と名前を呼ぶ。
『どう、日本...楽しんでる？』
「うん。スニョンのおかげで、両親にもちゃんと話せたよ。」
そういうと、よかった、とスニョンが電話越しに嬉しそうに言うから
胸のあたりが暖かくなったように感じた。
『そんなに、やりたいことってなんなの？』
ふと、スニョンに聞かれて
「...今はまだ内緒。」
と彼に言うと、「ふ〜ん..」とだけ帰ってきた。
彼はいつもそうだ。言いたくないことは、いつも聞かないでくれる。
それから彼の、今日のSEVENTEENの話を聞いたり
テレビで見たおいしそうなお菓子の話を聞いたり。
スニョンとの電話は、時間が経つのも忘れてしまうほど、楽しかった。
ｺﾝｺﾝ、とノックされて、兄が入ってくる。
「悪い、電話中？風呂空いたから、入れば。」
と、それだけ言い残して兄は出て行った。
『今の誰？』
とスニョンは少し低めの声で言う。
「お兄ちゃんだよ。」
というと、『え！？お兄さんいるの？』とスニョンは少し興奮気味(？)
『お兄さんと何歳違うの？』
「4つ。」
『へえ〜！俺も姉ちゃんいてさ〜』
なんて、スニョンは私が差し出す情報と、対等な分だけ自分の情報もくれた。
しばらく話していると、電話越しに「スニョンヒョーン！」とミンギュ君の声がした。
『悪い、呼ばれてるから切るわ。またかける。』
「うん、おやすみ。」
『おやすみ。』
電話を切って、通話時間を見るとなんと30分も話をしていたらしい。
あの人って人気アイドルじゃなかったっけ？なんて思いながらも
携帯を握り締めて、ﾄﾞｷﾄﾞｷと早い胸に手を押し当てた。
風呂に入ろうと部屋から出ると、また兄に遭遇して。
「お前って韓国語まじでしゃべれるんだな、すげーや！」
と謎の感動(？)をされた。
「ねえ、明後日紹介したい人って、彼女？」
そういうと、兄は黙って、ｺｸﾘとうなずいた。
「そっか。」とだけ返して、私は階段を下りた。
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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (
レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです＾＾励みになります！ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます（泣）週に2，3回もできないようなときもありますけど..がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます！とても遅くなってしまって申し訳ないです（泣）ゆっくりですががんばります、ありがとうございます＾＾ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました！！すごく私のツボにハマります！大好きです！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノこれからも更新頑張ってください！ (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジナ | 作成日時：2015年9月23日 15時
