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(スニョン)
明後日は1週間ぶりの授業だ〜!というときのこと。
マネヒョンが
「ボーカルチーム、今日日本語の授業なしになった。あと明後日のパフォーマンスのも。」
と言い出した。
「ええ?」
ジスヒョンがそういうと、
「Aさんが風邪をひいたらしい。ひどくはないって言ってたけど、お前らに移すと大変だからって。」
「そんな」
俺の一週間の楽しみが...!!
と言いたいところだけど、Aだって人間だ、風邪くらい当たり前だ。
ちょっと、落ち込んだけどカトクを入れてみる。
‐大丈夫か?
いつも長くても1時間ほどしかかからない返事までの時間が、今日はなかなか帰ってこない。
「スニョン、そわそわしてる。」
「恋煩いだからなあ。」
ジョンハニヒョンとスンチョルヒョンが楽しそうに言うから心底悪魔だと思う(←)
返事が返ってきたのは3時間も後だった。
‐平気だよ、ありがとう。
‐ほんとに?
‐うん。
‐なんか必要なものとか、食べたいものあったら言いな。
‐大丈夫だよ。
とはいうものの、やっぱり様子が気になる俺(←)
「あー、今日も仕事が終わったねえスニョン君。」
そういって俺の肩を組んでくるスンチョルヒョン。
「そうだねえスニョン君この後暇じゃない?」
と反対側から俺の肩を組んでくるジョンハニヒョン。
「...な、何です?」
ニヤニヤするヒョンたち、いったいなんなんだ?
「いーから早くAのところ行けって。」
「スポーツドリンクとゼリーでも買って行ってあげれば〜」
そういって俺を外に放り投げたヒョンたち。
まあ、行かせてもらいますけども。←
「ヒョン、ありがとう。」
「はいはい、早く行きな〜」
近所のコンビニで、スポーツドリンクとゼリーを買ってAのマンションへ。
一回入ったことのある部屋の前に立って、緊張しながら呼び鈴を押した。
が、出ない。
?
もう一度押してみるけど出ない。
ドアノブに手をかけてみると、
ガチャリ...と音がして、ドアが開いた。
鍵開けっ放しなんて、危ない。
そんなことを思いながらドアを開けたら、玄関にはAの靴1足分だけ。
「A〜?」
呼んでみるけど返事がない。
申し訳ないけど侵入することにして、「おじゃまします..」と小さく挨拶して中に入った。
「A!?」
リビングのソファで苦しそうに息をするAがいた。
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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです^^励みになります!ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります^^ありがとうございます! (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます(泣)週に2,3回もできないようなときもありますけど..がんばります^^ありがとうございます! (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» コメントありがとうございます!とても遅くなってしまって申し訳ないです(泣)ゆっくりですががんばります、ありがとうございます^^ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました!!すごく私のツボにハマります!大好きです!ヾ(@⌒ー⌒@)ノこれからも更新頑張ってください! (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジナ | 作成日時:2015年9月23日 15時