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(ジフン)

元気のいい声と一緒に開いたドア。
ああ、まためんどくさいのが来た。

うんざりしながら振り返ると、ニコニコ笑顔のスニョン。

 
「お前、自主練してたんじゃないのか?」

「してた!でもAとチーズケーキ食べた!」

「はあ?」


話が支離滅裂すぎる、話にならん。

回転式の椅子を再び回してパソコンの方を向こうと思ったら、スニョンに椅子の背をつかまれグルンと回された。

 
 
「ジフナ聞いてくれ。」

「...聞かないって言っても話すんだろ?」

「よくわかってるじゃん。」

 
どうも機嫌がいいから、きっと今日彼女と接近できる出来事でもあったんだろう。

 
 
「俺、Aのことすごい好きだ。」

 
「は?」

突然なにを言い出すのかと思ったら...


「Aに会うとすごく元気が出る...俺このまま番組2本くらい収録できそう」

「あーそっかそれはよかったな。」

「お前思ってないだろ?」

「わかってんなら話しかけるなよ」

俺は今忙しいんだけど。

 
そう言おうと思ったら、スニョンは珍しいほど穏やかな顔で笑った。

 
 
「俺、自分で思ってるよりもAのことすごく好きみたいだ。」

幸せそうだな、そう思った。
これは、馬鹿にしてるわけでもあきれてるわけでもない。
ただ純粋に、そう思った。

 
 
スニョンとの付き合いは長い。
長い上に一緒に暮らしてきたのだから、その分さらに濃く付き合っている。

友達であり、相棒であり、家族でもある。

そんなスニョンの、こんな穏やかな顔は、長く一緒にいてもめったに見られないのだから。

 
 
「Aさんて、すごいな。」

 
俺の言葉に、スニョンは「へ」と声を漏らした。

 
 
「恋煩いのスニョンくん、新しい曲ができそうだから部屋を出てくれ。」

「ええ!?」

 
 
楽しそうなスニョンを見ると、なんだか新しいメロディが浮かびそうだ。

 
明るくて華やかな、今のスニョンみたいな可愛い曲。

 
「ええ!?ジフンくーん!?」

「いーから出ろよ。」

 
部屋の外に放り投げて、「ジフンくーん!」とドアの前で騒ぐスニョンに

ドア越しで、微笑んだ。

 
 

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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです^^励みになります!ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります^^ありがとうございます! (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます(泣)週に2,3回もできないようなときもありますけど..がんばります^^ありがとうございます! (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» コメントありがとうございます!とても遅くなってしまって申し訳ないです(泣)ゆっくりですががんばります、ありがとうございます^^ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました!!すごく私のツボにハマります!大好きです!ヾ(@⌒ー⌒@)ノこれからも更新頑張ってください! (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジナ | 作成日時:2015年9月23日 15時

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