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(スニョン)
無言で歩いて、すぐにAの家についた。
「スニョン、少し上がって行かない？」
彼女が思い立ったように言う。
「え。」
「昨日、チーズケーキ焼いたんだけど、食べないかなあと思って。」
もちろん食べるに決まっている(←)ので
少しだけ家にお邪魔することにした。
いつも目の前で別れる部屋に、今日は入れるようで。
少し緊張しつつ、「お邪魔します」とあいさつした。
シンプルな部屋だった。
淡いクリーム色で統一された、落ち着いた雰囲気のある部屋だった。
リビングのテーブルに案内されて、彼女はキッチンへと向かった。
数分後、きれいに切り分けられたチーズケーキと、おいしそうな紅茶が俺の前に並んだ。
「うわ〜。売り物っぽい。」
と俺が言うと、彼女はｸｽｸｽ笑った。
「スニョン、今日、本当にありがとう。助かった。」
ケーキを食べながら、彼女がそう言った。
「いいって。」
本当は何もかも見破られていて、俺は何もしてないなんて言えない(←)
「ねえスニョン、先輩とどんな話したの？」
「ｺﾞﾎｯ」
「うわ、ごめん。」
飲んでいた紅茶を吹き出しかけて、彼女が背中をトントンとさすってくれた。
「....絶対言わない。」
「ええ！？」
なんでよ〜！という彼女が、とてつもなく可愛かった。
「教えてよ〜」
と俺の腕をつかむAの腕をつかみ返した。
「...今度、ちゃんと言うから。今はだめ。」
彼女の目をまっすぐ見たら、Aは少し頬を染めて、目をそらした。
「もう少し待って。」
そういうと「..うん。」と答えたきり、彼女は何も言わなかった。
あまり長居するのもよくないし(自分に←)早めに切り上げて宿舎へ帰る。
「あ、ケーキ持っていく？」
メンバーのことを思ってそういってくれたんだろうけど、やんわりと制した。
「あいつらに何もかも食わせるのはもったいない(←)」
そういうと彼女は、なによそれ、とまた笑った。
「じゃあ、おやすみ。ちゃんと鍵締めて。」
「うん。おやすみ。ありがとう。」
ドアを閉めて、鍵の締まる音を確認して、俺も体の向きを変えて歩き出す。
ああ、幸せだ。
この幸せは...！！
「入るよ！」
「来るな！！！」
ジフナに報告しよう。
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鋳柘 - スニョンとドギョミは親友と言うよりは年が違うので兄弟ですし、ドギョミはスニョンに敬語を使いますよ。 (2018年10月19日 20時) (
レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - 志保さん» 志保さま、スニョンペンさんにそういっていただけて本当にありがたいです＾＾励みになります！ゆっくりになってしまいますが、更新がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - ぱく さらんさん» ぱくさらん様、暖かい言葉ありがとうございます（泣）週に2，3回もできないようなときもありますけど..がんばります＾＾ありがとうございます！ (2015年10月16日 22時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
ジナ(プロフ) - みゆきさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます！とても遅くなってしまって申し訳ないです（泣）ゆっくりですががんばります、ありがとうございます＾＾ (2015年10月16日 21時) (レス) id: d2ae460245 (このIDを非表示/違反報告)
志保(プロフ) - 元々スニョンペンなんですけどこの小説読んでさらにスニョンが好きになりました！！すごく私のツボにハマります！大好きです！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノこれからも更新頑張ってください！ (2015年10月11日 19時) (レス) id: 67a82fd094 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジナ | 作成日時：2015年9月23日 15時
