拾玖ノ型 ページ20
頭が混乱している。。
『・・・・あっ、君!後ろッ・・・!』
鬼が迫ってきている!
助けようと予め用意しておいた斧を持ち上げようとすると・・・
ドンッ!・・・ゴロゴロ・・・
ま、また蹴った・・・
いや、あの鬼首がもげているのに、動いた?!
私と男の子はぶるぶると震えた。
怖い怖い(きもいきもい)←
「てめーらッ・・・」
しゃ、喋った!?
「やっぱり片方鬼なのかよ!妙な気配させよって!なんで鬼と人間がつるんでいるんだ!」
お、鬼!?この子が・・・?
女の子を凝視すると、突然鬼が女の子に向かって突進してきた。
砂埃がまい、目をつむっている間に女の子と鬼は消え、
男の子と頭が斧を挟んで戦っていた。
「ねずこおおおおおっ!!!」
あの子、ねずこと言うのね。
『君、私が貴方の妹を助けるからっ』
「へっ!?・・・お願いします!!」
木をかき分けて、走る。
妹・・・妹・・・・
あの時守れなかった私の妹・・・
私と同じ思いを彼にはさせないっ!
彼女は私がたs・・・・・(!!!!)
「はっ・・・鬼の分際で・・・ッ」
鬼が手を振り上げるのと、私が鬼に抱き着くのと、男の子が叫ぶのと、同時だった。
『・・・・死ね』
「やめろおおねずこおおおお」
斧が宙を舞い、私と鬼は崖から落ちる。
「赤い・・・目の・・・・女・・・。」
鬼がそう呟いたのが聞こえた。
ーーーーー
そこからは全く覚えていない。
気付いたら、さっきのお堂の中に居て、
籠の中でさっきの女の子が私を見つめていた。
「あ・・良かった、生きていたのね。」
差し伸べかけた手を慌てて引っ込める。
この子は、鬼。憎い、鬼。
なのになんでだろう、憎しみも怒りもわかない。
この子はただの鬼ではない。
「あなた、なんで竹を咥えているの?」
女の子は首をかしげる。え、可愛い
「あ、、起きたんですか・・・。」
さっきの男の子がお堂に入ってきた。
片頬が赤くはれている。
「君、腫れているわ。大丈夫?」
「んへっ!?あ、大丈夫です!そんなことより・・・」
「ねぇ、後ろの人は君のお父さん?」
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ああや - すいません、あの、炭治郎の一人称って俺じゃないですか? (8月19日 18時) (レス) @page43 id: 1c6e4dd03f (このIDを非表示/違反報告)
hasira - すいません!そもそも、オチってあるんですか?オチがいたら、誰オチか教えてください。 (2022年3月22日 11時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
hasira - えーっと・・・最終的に、夢主のことを炭次郎が好きになるんですか? (ごめんなさい!🙇まだ少ししか、読んでいないので。) (2022年3月21日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 宮廷薬剤師読んでくださりありがとうございます!え・・私の頭脳ですか?(笑)変なモノしか詰まってませんが、こんなのでよければ...( ´∀` )どーぞっ!(笑) (2020年4月6日 16時) (レス) id: 0e28084fa3 (このIDを非表示/違反報告)
踊る子豚 - 宮廷薬剤師から飛んできました。本の虫さんの作品って全部読みごたえがあるし、面白い発想が本当に好きです。その頭脳分けてくれませんか?(笑) (2020年4月5日 19時) (レス) id: 0870a0ad41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:本の虫 | 作成日時:2020年3月5日 23時