時透くん、邪魔しないで！【鬼滅学園】

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『え、え、え、じゃぁ、付き合う予定とかはないの？ぶっちゃけ錆兎どう思う？』


　
ド直球で聞いた後は、数珠繋ぎのようにためらいなく聞いちゃうのが私スタイル。

流石にイラっとするかなぁ、と顔を覗き込むと
真菰は特に迷惑そうな表情をしておらず、笑いながら私を見返して答えた。


　
「ないよ。錆兎はぶっちゃけてって言われても、本当になんとも。小さい頃から家が近くてよく遊んでたから恋愛感情が湧かないのかも。だって、普通に錆兎の裸体よく見るし、黒歴史も共有してるし、弱点も一杯しってるし。多分あっちもそんな感じだと思うよ。」

『ら、裸体・・・！』


　
言い方が何だかこそばゆいくて、何だか小恥ずかしくなってくる。

　


「一応変な誤解されないように念押ししとくけど上半身だから。流石に下半身は私でも、」

『あの、、、もしかして錆兎って裸族だったりする？』

「裸族？違うよー。必要な時、例えばのぼせた時とか凄い暑いときとかに脱ぐかな。」

『・・・真菰はなんか思わないの？錆兎の裸体見た時。』

「んー、そういう事言われると次私の前で錆兎が裸姿を晒したら意識しちゃうじゃん。普段は本当になんとも思わないよ。お父さんの裸姿見た時の方がギョッとする。」

　


それは分かる気がする。



　
「どうしてそんなに私達のこと気にするのさ」

『だって私今まで二人はつき合ってるんだと思ってたから、、でも、なんかこうイチャイチャラブラブしてる様子が見られなくてあれれ？って疑問に思って。ごめんね。』

「ふふ。別にいいよ。よく聞かれるかれるし、これは幼馴染の宿命なんだか仕方ないよ。」


　

あれ、私炭治郎と幼馴染なのに炭治郎との熱愛疑惑とかかけられたことないんだけど。おかしいな。

「それはAと炭治郎が不釣り合いだからだよ(笑)」と、何故か頭の中で時透くんが馬鹿にしたように笑いながら私にそう言う光景が見えた。被害者妄想加速中。

　



『いや、妄想なんかじゃないかも。』

「・・・・え？何が？」



　


真菰が首を傾げながら私の視線を追った先には、脳内で罵詈雑言を吐いてる私の宿敵が意味ありげな表情で私を見つめていた。

そして、突如脳内に焼き付いている、お得意の馬鹿にしたような笑みを浮かべたかと思うとゆっくりとした足取りで私達の方へ近づいてきた。


　



「裸体、裸体って誰が大声で話してるんだろ。煩いなあって思ってたら、やっぱり君だったんだね。誰の裸体を見たのか知らないけど、興奮しすぎると倒れるよ。」

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