( 蘇る、 ) ページ2
A side
" ちょっとやばいかもしれない "
そう連絡が入ったのは朝5:00頃、
着信音１つで起きるぐらい、目覚めは良くないくせに、
なぜだか、この時は、マネージャーからのメッセージに起きてしまった。
96「………もしもし、」
( ……Aっ！ )
96「はい、」
( 朝早くに悪いな、………明日、週刊誌に載ることになった、 )
96「……は？」
いや、週刊誌に載るようなことは何１つしてない、
……と言ったら、嘘になるか、
( 何週間か前に、卓の家に行っただろ？ )
96「行きましたけど、」
( 明け方に帰寮したのはほんとか？ )
96「はい、ですが、」
( …………、少し騒がしくなるかもしれん、 )
96「で、でも、」
( 、っはい！すぐ対応します！すみません！ )
96「……………っ、」
私のせいだ、
私のせいで、
………私が不甲斐ないから、
( A、耐えろよ、大丈夫だから、 )
96「………ご迷惑おかけして、すみませんでした、」
言葉はなく、つーと音がした。
………ここにいるだけでも、私はみんなのお荷物なのに、
私が、出すぎた真似をしたから、
私がチームにいるだけで、球団が、監督が、チームメイトが悪く言われるタネになっているのに、
これ以上、迷惑はかけられない、
これ以上、私のせいでみんなの評価を落とすようなことがあっちゃだめだ、
ああ、どうしよう、苦しい。
…………結局、私はどこまで行っても、邪魔者だ。
( 忘れていた、私は所詮独りなのだ。
忘れてはいけなかった、 私は孤独でいなくてはならない。 )
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らい - いつも楽しく読ませて頂いてます。
続き楽しみにしています。
えがおの理由も大好きです。 (2018年7月2日 19時) (携帯から) (
レス) id: 2b97e5f6a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃央 | 作成日時：2018年6月29日 13時
