１２日目.首筋につけられた痣 ページ13
「……えっと……なんだろう？…デカイな」
先生が用意してくれた、恐らく先生のTシャツ
Tシャツなのに七分丈になってる気がするけど、きっと気のせいに違いない
ジャージも折らなきゃイケないとか、そんなこと無いし！
いや、別に虚勢とかそんなんじゃ…はい
改めて先生との対格差を植え付けられた
ｶﾞｼﾞｬｯ
「…こっちか」
扉を開いて出た通路先に玄関が見えた
逃げようと思えば逃げれるチャンスだ
個性を使えばーーー
「…変なこと考えんなよ？」
「ッ！？…い、居たんですか？」
「………はぁ、髪ぐらい乾かせバカ」
後ろから聞こえた声に不覚にもビクついた
心臓が煩い
逃げれない
逃げることを考えない方が絶対良いんだ
考えること事態が無謀なんだ
きっと………っ！
「ここにあるもんなら適当に使え！風邪でも引いたらどうすんだよ」
「ぅっ！…はーい」
「返事は伸ばすな」
「へい！…いてっ」
なんだろう？
このやり取りが懐かしく思えてしまう
異常なのに、鏡に映るのはいつもの先せーー
「……俺と同じ匂いがするな」
「ッ……ん…！やぁ…っ」
ドライヤーで乾かされると思い込んで油断していた
急に抱き締められ、耳の裏に先生の鼻が掠めた
先生の吐息がダイレクトに届いて、寒気がする
怖い
首筋に何度も音をたてながらキスをされた
「ッ…、…！？」
気づかなかった
自分自身で鏡なんて見ているつもりでも意外と見ていない
数ヵ所に渡って変色した痣が首につけられていた
痛みなんて無かったから分からなかった
気持ち悪い
でも先生は逆に愛しそうにソコに口付けを落とす
あぁ、たまに見かけたな
クラスの女子が文句をたれてたヤツだ
私も付けられる日が来るなんて、思いもしなかった
ましてや、今私を取り押さえてる先生にーーー
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棗(プロフ) - だだんだんだだんさん» ただの此方のミスです。申し訳ありません。ご指摘の方ありがとうございました (2017年5月20日 19時) (
レス) id: 958addaae7 (このIDを非表示/違反報告)
だだんだんだだん - 公式だと普通科はC.D.E組だと思うのですがA組なのはわざとですか？ (2017年5月12日 19時) (レス) id: c514567c69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2016年9月17日 12時
