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ウェルカムナイトメア ページ4

「っー!なっなななな!////A様…!?そ、そんな…Aさま…Aさまぁ…っ…ン」
「ッ!?」
最後のセリフは聞こえなかったらしい。
ベットに押し倒され髪に頬に、ヴィクターの指が絡まる。
「ちょ…っン…っあ…やめ変な声出」
「出しましょう変な声…ほら…もっとよく聴きたい…ン…」
ガタン!
大きな音がしてハッと起き上がると壁に無骨でかなり長身の銀髪の男性がもたれかかっていた。
腰に巻き付くヴィクターが私を引き戻そうとして服を引っ張る。
「ヴィクター、彼がバーバー?」
「A様…もう1回…もう1回だけぇ…」
「寝ぼけてないで答えなさいよ」
「…お前がAか?」
銀色の長髪を揺らしながらこちらへ近ずいてきて男性は言った。
「ええ…」
おずおずと答えると、突然男性は私の髪に触れた。
「…死にたいのかギラス」
突然ヴィクターがギラスと呼ばれた男性の喉元にナイフを突きつけた。
「触れずにどう切ろと?」
「何故ナイフを?」
「…A様の髪を切る…為に?」
「嘘つけ」
ヴィクターは苦渋の表情でナイフをしまった。
「いいか!この人を愛していいのは僕だけだ!この人を抱きしめるのも頬についたホイップをとってあげるのも僕だけだ!」
と言いながら私を両腕両足で包み込む。
「本当は誰にも触らせたくない…A様…でもこいつは木偶の坊だし無骨だし無口でモテない…苦渋の選択だが…仕方ない…」
「泣いていいか」
「むさくるしいからダメだ」
ヴィクターは言い放った。

「……酷い自己紹介をされたが訂正を兼ねて改めて言わせてもらう。俺はギラス・ナイトメア…そこに居るヴィクター・メフィストフェレスの同級生だ」

Are you Mephistopheles?→←✄---------キリコミグチ----------‐✄


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作者名:フェンタニル | 作成日時:2020年11月29日 16時

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