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Conversation ページ26

「やーんいいお風呂だったわーん」
「まさか…フィオだけの特殊能力に性転換があるなんて…」
「我がバーティネリ家の秘密よ❤︎女の子っていいよね〜♡男も好きだけど♡」

(しばし回想シーン)
チャポン…
「…よく許してくれたね…」
「すっごく渋々よ!あれでも根は優しいのよね……貴方に友達の一人もあげないなんて酷すぎるわ!って言ったら堪えてたわ?」
驚いた。あのヴィクターが。
暖かい湯船に使ってぷくぷくする。
「…とっても愛されているのね」
何処か嬉しそうな穏やかな目でフィオはAを見た。
「…フィオも、ヴィクターに好かれてるみたい」
「あら。そんな事言われるなんて思っても見なかったわ?」
驚いた顔でフィオは口をつむった。
「…そうね…家族みたいなものだもの…貴方とは種類が違えど…俺…いえ私も…ヴィクターを愛してるんだわ」
その美しい横顔に少し嫉妬を覚える。
「…わた…しも……あ…愛し…てる…」
のぼせる以外の理由で真っ赤になったまま、湯船に沈んだ。
「やだ!可愛すぎ!もう妹にしちゃおうかな!」
抱きついてきたフィオに気恥しさを覚える。
家族のことも、兄弟が居たかさえ覚えていないのだ。
だから…すごく安心する。
「…あなたの事も愛してるわよA…」
「…っ…わ、わたしも!…私も…い…一緒に居てくれて…あり…がとう…」
拙い言葉に、フィオはただじっと黙って聞いて、抱きしめてくれた。
「…そう言えば…ヴィクターには前に何か…その…悪いことがあったの…?」

恐る恐る聞くと、悲しそうな顔でフィオは口を開いた。
「…彼は陥れられた…悪意を持った誰かに…」

???→←良いではないか


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作者名:フェンタニル | 作成日時:2020年11月29日 16時

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