魔法帝の義娘さんは最強のようです (ページ5)

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四枚目ページ5

「次は、これ使ってみてよ！」

キラキラした目のお父様に言われる。

今、僕はブラックマーケットで、魔道具を試している。

理由は、僕は、魔導書を使って、魔法を発動出来なかったからだ。

だが、良いのがどうも見つからない。

「う～ん。良いのがないな～あっ。これはどう？」

そう言われて渡されたのは、目に入りそうな翡翠色の物体だった。

「これは、カラーコンタクトって言って、付けた人の魔力操作がしやすくなるんだって！
使い捨てじゃないらしいよー。」

へぇ。

そう思いながら僕は、目にカラーコンタクトをつけた。

「おーかわいい！それピンクもあるから、ピンク買う～！」

子供か。

なんで初めからピンクを渡さなかった。

そう思いながら僕は翡翠色のカラーコンタクトを外してピンクのを付けた。

………お父様がものすごい量のお金を渡しているところは見なかった事にしよう。

「さあ、帰ろう！」

………

「じゃあ、もう夕暮れだからお風呂に行っておいで！」

「………一人………寂しい。」

我が儘なのはわかっているけど、僕はそう言った。

「じゃあ一緒に入ろうか！」

僕の我が儘を聞いてくれるなんて………

そう思いながら僕は、一緒にお風呂に入って、ご飯を食べた。

ご飯食べるところがもの凄く広くて驚いたのは、墓場まで持って行こう。

「じゃあ、僕はまだ仕事が残ってるから、部屋に戻って寝ておいてね。」

仕事が残っているなら、僕は来て欲しいなどと言えるはずもなく、

「………はい。」

と言って頷いた。

………

きっと、今までの事は夢だ。

ここで寝たら、あの家で、またこき使われるのだ。

そう思って、僕は眠りについた。

魔法帝side

仕事を久しぶりにやって、

もう寝てしまっているだろうAちゃんの部屋に行くと、

Aちゃんは、酷くうなされているようだった。

森に捨てられていた様子といい、

とても、彼女が住んでいた家で親は彼女に真っ当な勉強をさせていたとは思えない。

魔導書も知らなかったのだから。

いつか、過去の事を話してくれる日が来るのだろうか。