春、来たる

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日常6 ページ8

梓「てか蛍、シャワーまだなんでしょ？」

『うん、そうだけど？』

その言葉を聞いた途端、椿がにやりと笑った。

椿「じゃあさあ、一緒に入ろ！！」

『はあ？！』

梓「椿に賛成」

『まじ？？』

そのまま俺の意見など聞かず、俺は2人にずりずりとお風呂場へ引っ張られていった。

＿入浴後＿

椿「ふはぁ～！あったまった！」

梓「だね。でも、3人はちょっとキツかったかも」

椿「そう？ぬくもりを感じるじゃんか～」

ワイワイしだす兄たちを横目に、俺は疲労困憊だ。
疲れた、、、、

頭を洗われ、体を洗われ、浴室は3人でギュウギュウになって、さらに服まで着替えさせられた。
俺は人形かっての！

浴室の扉を閉めて、そのままベッドに倒れ込んだ。
それを見た椿と梓も同様に俺を挟むようにベットに上がってきて、もう疲れて動けない俺を布団の中に入れてくれた。それならよかったものの、今度は2人に抱きしめられてサンドイッチ状態。椿には瞼の上を撫でられ、梓には頭を撫でられるという。俺の眠気を誘発させる2ポイントを同時攻撃してくる。

当然やってくる眠気に逆らうことは出来ず、俺は2人の温もりを感じながら微睡んだ。

椿梓「おやすみ、蛍」